チームが一つになって戦うために

―バスケの話に戻りますが、お二人は今シーズンこのロボッツで何を成し遂げたいと考えながらプレーしていますか。

ウィル 具体的な個人のスタッツなどの目標はなくて、チームが勝つために何でもやっていきたいと考えているし、貢献したいです。とにかく優勝することを考えています。

ジャーラ 最初にも言った通り、ここにチャンスがあると思って今シーズンもここでプレーすることを決意しました。昨シーズンは少し残念な結果になってしまいましたが、今シーズンは選手もさらに揃っていますし、トニーが来てくれました。B2全体を見てもこのチームは非常にレベルが高いと思うし、あとはコーチがやりたい新たなバスケを遂行して、チャンピオンシップをとにかく掴みたいです。そのために頑張っていくだけです。

―チームのスローガンでもある「RUN as ONE」に関してはどのような印象をお持ちですか。

ウィル このスローガンに関する想いはすごくいいなと感じています。「RUN as ONE」のもと、すべてが一つになって勝利に向かうことは大切ですから。

ジャーラ すごく当たり前のことが改めてスローガンになったという感じですね。これがないと本当のチームにはならないと感じています。でも大切なのは言葉自体を、そして言葉の意味を全員が常に理解して、心に秘めておくことです。全員が「RUN as ONE」になってチャンピオンシップに向けて突き進みたいです。

―最後にファンに向けてメッセージをお願いいたします。

ウィル ファンの皆様に会えることをすごく楽しみにしています。とても楽しいシーズンになると思いますし、皆さんにたくさんのことをお見せできるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。

ジャーラ 昨シーズンの新アリーナでの初戦では5,041人の皆さまが来場してくださり、本当に素晴らしい雰囲気を感じられました。自分はあのとき、怪我でコートに立てずに悔しい思いをしました。だから、今シーズンは満員のアリーナでコートに立ちたいです。今シーズンは自分も含めてチームでいいバスケをみせられるように努力していきますので、たくさんのファンにアリーナに来てもらいたいです。応援してください。よろしくお願いします。

日本を好きになり、日本人(帰化選手)になったジャーラ。そして、日本を気に入って長くプレーするウィル。日本人が大切にしてきた「和」の心が彼らの心にも宿っていると感じた。彼らは、チームの潤滑油のような役割を担いながら、いろいろな場面でチームの橋渡し役になってくれるに違いない。

PF.30 ウィル・クリークモア Will CREEKMORE
1989年4月9日 アメリカ合衆国生まれ
ミズーリ州立大学卒 205cm/104kg

C.12 ジャーラ 志多斗 Sidate DIARRA
1990年7月15日 セネガル生まれ
浜松大学卒 210cm/117kg

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