早くプロの世界に飛び込んで上手くなりたかった

―そんな鎌田選手ですが、NCAAのチームからのオファーもあったと思います。その中で日本という場所でプロとしての生活を始めた理由は。

NCAAのチームからオファーはありました。それでも日本で大人の選手たちとプロとして日々を過ごした方が成長のスピードも違うだろうし、もっと早くレベルアップできると思ったからです。実際、迷うことなくオファーのあったロボッツでのプレーを選択しました。

―自分自身の強みとこれからもっと強化していかないといけない部分を教えてください。

ダンクもそうですが、アメリカでは普通なので、強みは3Pシュートだと思います。高校時代は司令塔をしながらスコアをとるポイントガードをしていていたので。だけど、日本はアメリカよりも3Pラインの距離が遠いので、慣れないといけないです。もっと体を大きくして、しっかり走れるように脚も鍛えないといけないと感じています。

―実際日本での生活や茨城の印象はいかがですか。

すごく住みやすくて良いところですし、楽しいです。

―ロボッツの印象はいかがですか。

プレーでいうとすごくスピードが速いですね。みんな仲良くて優しい人ばかりですし、チームワークはとても良いと思っています。チームワークはやっぱり大事なので。この前もごはんに連れて行ってもらって、ハンバーグとステーキをご馳走になりました(笑)。

―ヘッドコーチの印象を教えてください。

高校時代のコーチと似ています。ディフェンスが激しくて、やり方もちょっと似ています。自分は高校時代に州で一番のディフェンスチームと評価してもらったこともあって、トニーさんのやり方は難しい部分はあるけど、何を大切にしてるかなどはよくわかります。

―将来はどんな選手になっていたいですか。

昨年5月にアンダー世代の日本代表合宿に呼んでもらえました。そのときは、楽しかったけど日本に慣れていないのもあって、あまり良いプレーができませんでした。とにかく今はたくさん試合でプレーをして、自分が上手くなりたいです。そして、ロボッツにいながら日本代表に選ばれて、世界と戦いたいと思っています。

―最後に今シーズンの目標と、ファンへのメッセージを。

まずは試合に出たいですね。そして、出るだけではなくて、出た瞬間から自分ができることを全てしたいと考えています。頑張るのでファンの皆さん、応援してください。

プロとして早く成長したい、そしてもっと上手くなりたい。バスケが大好きな純粋な気持ちを持つ高校を卒業したばかりのバスケットマン。彼のポテンシャルの高さは計り知れないだけに、早い段階でロボッツの戦力になってくれるに違いない。日本バスケ界にまた1人、途轍もない逸材が現れた。

SG.11 鎌田真 KAMATA Makoto

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