文=鳴神富一

新たなチームスタイルを持って巻き返しを図る山形ワイヴァンズ

攻撃力を武器にシーズンを迎えた山形だが、序盤から課題のディフェンスがなかなか改善せずに苦しい戦いを強いられている。期待された得点力のある外国籍選手との融合が上手く行かずに悪い流れを引きずった展開が続き、チームはHCや外国籍選手の刷新を図って後半戦巻き返しを図ろうとしている。しっかりとペイントエリアでオフェンスの起点を作れる選手たちを軸に、日本人選手のアウトサイドシュートを引き出しながら、インサイドでもしっかりと得点が取れるチームへと変貌を遂げているのは確かだ。加えて、前からプレッシャーをかけて相手の流れを狂わせるようなディフェンスを敷きながら、リバウンドをしっかりと確保できるような体制も見受けられ、再度バランスのいいバスケットを展開しようとしている。まだゲーム中の好不調の波が激しい形ではあるが、良い時間帯が増えてきているだけに侮れない怖い相手であることは間違いない。

オフェンシブな撃ち合いになる事だけは避けたい一戦

今シーズン既に2試合を戦ってロボッツが2勝と相性は良いが、この2戦ともに外国籍選手が今のロスターとは様相が変わっている。さらに、2戦ともに一桁点差での薄氷の勝利であったことを考えると、難しいゲームになることは間違いない。2020年の初戦、山形はバンビシャス奈良相手に11敗ではあったが、攻撃力が爆発して90点以上のスコアを獲得している。それだけに早い展開で撃ち合いになってクロスゲームになるとゲーム展開が全く分からなくなり、相手のリズムに陥る可能性が高くなるだろう。ここはしっかりとゲームコントロールをして戦っていきたい。そして、インサイドでの高さは山形の方が若干有利でもあるだけに、大切になるのはシュートが落ちた後のリバウンドへの意識だ。相手の早い展開でのオフェンスに対して、シュート本数は自ずと増えてくると予想できるだけに、落ちた後のリバウンドをしっかりとチームで確保できるか。そして相手にセカンドチャンスをいかに与えないか。ゲームのポイントはこの2点になるに違いない。

アウトサイドシュートと果敢なアタックが持ち味の選手に注目

今回キーになるのは「Go to Guy」と呼ばれる局面を打開できる存在だ。オフェンシブな撃ち合いになっても、また、我慢比べの展開になっても、誰が最初に局面を打開して自分たちの流れにゲームを持って来られるのか。ロボッツはベテランの小林大祐だろう。正確なアウトサイドシュートに加えて積極果敢なドライブは、チームにとって頼もしい存在であることは間違いない。一方の山形は、ここ最近スタメンとして定着している和田保彦がキーとなる。攻守両面で強いフィジカルを活かしながら果敢に相手に立ち向かってスコアを重ねるのはもちろん、ボディバランスの良さから相手のプレッシャーを受けてもブレないアウトサイドシュートでチームの大きなピースとなっている。予想ではマッチアップする可能性も高いだけに、この2人の激しい攻守での競り合いに注目してほしい。

 

勝負の後半戦を勢い持って戦うために負けられない

2020年を迎えて、我らロボッツにとっては本当の勝負の年がやってきた。「B2優勝、B1昇格」のためにも絶対に進出しなくてはいけないB2プレーオフ。現時点ではワイルドカード争いを演じて出場圏内を捉えているが、他の地区との兼ね合いも考えると、今節は落とせない一戦と言って良いだろう。ここからは一つ一つの戦いがロボッツファミリー全体の未来に直結する。厳しくもあるが、乗り越えなければならない道のりだ。同地区のライバル対決、しっかりと連勝を掴み取り良い流れで2月を迎えよう!

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