6月26日(水)、2019-20シーズンより茨城ロボッツに加入することになった小林大祐選手の記者会見が開かれたその日、単独インタビューを行った。ライジングゼファー福岡をB3から最短でB1に昇格させた貴重な経験を持つ小林選手に茨城ロボッツでどのような活躍をしたいのか聞いてみた。

小林大祐
1987年6月24日生まれ、福岡県出身

攻守に渡る活躍で、B3だったライジングゼファー福岡を最短でB1に昇格させた立役者の一人。2019年から3×3の日本代表としても活躍。2020年のオリンピック出場が期待される。

2010-14 日立サンロッカーズ/日立サンロッカーズ東京(JBL/NBL)
2014-16 リンク栃木ブレックス (NBL)
2016-19 ライジングゼファー福岡 (B3/B2/B1 )
2019-  茨城ロボッツ

茨城ロボッツへ加入した一番の要因

「自分のやりたいことと茨城ロボッツさんのやりたいことが合致したというところですかね。僕が栃木ブレックスから(ライジングゼファー福岡に)移籍するときに初めて茨城ロボッツさんからお誘いいただいたのですが、その時はBリーグが始まる直前だったので、B1でプレーすることと、地元福岡を盛り上げるというところにフォーカスしていたので、お断りしました」

オファーし続けた選手をようやく迎え入れることができ、チームとして喜びもひとしおだ。
2017-18シーズン、茨城ロボッツはライジングゼファー福岡と対戦している。結果は1勝1敗だったのだが、当時の茨城ロボッツをどのように見ていたのだろうか。

「僕は怪我をしていて試合に出ていないんですが、お互いB2からB1への昇格を目指していて、そのまま行けばプレーオフの準決勝で当たるはずだったんですよね。茨城ロボッツは17連勝して勢いがあったチームでしたし、当たったら一番嫌なチームだなと思っていました。調子づいているチームというのは一番怖いですから。また、茨城ロボッツは、オーナーの堀さんの印象もあります。もともと栃木ブレックス時代にグロービスに入りたかったこともあり、堀さんが茨城ロボッツのオーナーになったということも知っていましたので、非常に注目していました」

小林選手は3×3の日本代表として活躍していることもあり、まだアンソニー・ガーベロットHCとは対面していない。しかし、ガーベロットHCが所属していたチームはYoutubeで確認しており、どのようなバスケットをするのかある程度予測を立てているという。

「長くヨーロッパで指揮を取られていたんですよね。ヨーロッパのコーチは栃木ブレックス時代に経験していることもありますので、いい意味での流れるユーロバスケに期待しています」

茨城ロボッツでの2019-20シーズン、小林選手はどのような目標をもって戦うのだろうか。

「今年だけではなく、2、3年の目標なんですけど、3つあります。
・茨城ロボッツを2019−20シーズンでB1昇格
・2020年に3×3でオリンピック出場
・グロービスでMBAの学位を取得
です。
この3つを達成するには、まずやりきることですよね。辞めないことが成功の秘訣だと思います。これまでもそうでしたが、言ったことは必ずやる。有言実行です。言ったことに対しての責任は果たしたいと思います」

『B3から最短でB1』を成し遂げた小林選手に期待することは、もちろん茨城ロボッツをB1へ昇格させることだが、茨城ロボッツでの自身の役割をどのように考えているのだろうか。

「茨城ロボッツのカラーっていうのはあると思うんです。選手の人柄の良さだったり。そういうのを僕が入って掻き消すようなことはしたくないんですよね。年齢的にベテランですし、いろんな経験をしてきたので、周りの選手の良さを引き出すような、僕がいて良かったなと思われるような選手になることが一つの目標であり役割だと思っています。もちろん、自分のカラーを出すつもりなんですけど、チームにとって潤滑油的な存在になれたら、ロボッツとしても結果を残せるでしょうし、周りの選手からしてもいいのかなと思っています」

勝つためにはチームプレーが必要

小林選手はフィジカルはもちろん、頭を使ったバランスのいいバスケットが魅力だ。

「大学までは何も考えず能力任せでプレーをしてきたのですが、日立サンロッカーズのヘッドコーチだった小野秀二さん(現:能代工業高校アソシエイトコーチ)に頭を使うバスケットを教えていただきました。そこでディフェンスも習ったんです。頭を使ってバスケをすると、こんなにやりやすくなるんだというのを初めて知りました。それからは、時間を考えながらプレーの選択をうまくすることで勝率をいかに上げるかということを考えるのが非常に面白くなり、自分に合っているなと感じたので、そういうプレースタイルにシフトしていきました」

ライジングゼファー福岡に移籍した当時のチームメイトは、能力で戦うバスケットをする選手が少なからずいたという。

「bjリーグとJBLリーグのプレースタイルの違いというのが凄くありました。2つのリーグの混合だったので、bjリーグから来た選手たちからすると、JBLリーグから来た選手は何故ここで一対一で行かないのかというのがあったと思います。頭を使うバスケットと勢いでやるバスケットをうまく融合させて、お互いの良さを消さずにどうやって着地点を決めようかというのを話し合いました」

コミュニケーションを取ってチームづくりをし、プレースタイルを変化させていった。

「B3もB2も勢いがあるチームが多かったんです。金沢武士団とか凄く強くて。福岡はB1にいるべきメンバーを揃えていましたが、負けたことで初めてチームプレーが必要だということを思い知らされ、能力のある選手たちがチームプレーを覚え始め、結果を出したというのが流れですね」

2018-19シーズン振り返りで、ロボッツの選手たちはコミュニケーション不足を感じているようだった。HCは信頼関係が重要だと話していた。2019-20シーズンにB2制覇B1昇格を目指す茨城ロボッツにとって、潤滑油になってくれる小林選手の存在は大きい。

日立サンロッカーズに所属していたこともあり、茨城県はそう遠い存在ではないと思い、茨城県についての印象を聞いてみた。

「まずは、納豆のイメージがあります(笑)。水戸の納豆定食食べ放題のクラウドファンディングありましたよね?支援しようと思っていたんですけど、気づいたときには終了していて。あとは日立サンロッカーズに所属していたので、工場が茨城県の日立市にあるという印象ですね。工場が日立市にあったことで茨城でも試合をしていました」

これから茨城をたくさん知ってもらい、茨城を好きになってもらおう。
最後に、ロボッツファン・ブースターへのメッセージをいただいた。

「茨城ロボッツ加入発表がされたとき、ブースターの方がtwitterで凄く反応してくれたんです。ようこそダイスとか、故郷を離れて茨城に来てくれるなんて嬉しいというようなコメントをもらいました。それを見て僕自身凄く嬉しかったですし、親も喜んでくれました。温かく迎え入れてくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。僕は結果で恩返ししなければいけないと思っていますので、このご恩は必ずお返しします!」

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