【茨城ロボッツ×常陸太田市】茨城の真価を味わう一夜 生産者と語らう「メーカーズディナー」を初開催

  • URLをコピーしました!

取材・文:茨城ロボッツ text by IBARAKI ROBOTS
写真:茨城ロボッツ photo by IBARAKI ROBOTS

11月28日(金)、県産食材を使用した開放的なレストラン「ときわ邸 M-GARDEN」にて、生産者との対話を楽しみながら茨城が誇る豊かな食を味わう「メーカーズディナー」を開催いたしました。
初めての開催となるこの日は、常陸太田市のご協力により、地元の新鮮な生乳のみを使用した「ひたちおおたチーズ工房」と、50年以上のブドウ栽培の歴史がある常陸太田市で創業した「武龍(ぶりゅう)ワイナリー」から生産者をお招きし、ディナーの出席者約30名と共に一夜限りの特別な夕べを囲みました。

目次

産地と一皿をつなぐ、特別な一夜

茨城ロボッツと県内各自治体が締結する連携協定の一環として、フレンドリータウンである常陸太田市との共創により実現したこちらの企画。地域の食材を知り尽くしたM-GARDENのシェフが、生産者のこだわりを季節の食材と共に一皿ごとに表現し、まだ広く知られていない茨城の食を中心に、魅力を発信していく特別なプロジェクトです。

関東随一の酒蔵数を誇り、食材の宝庫として多くの料理人を魅了する茨城県には、つくり手の想いが十分に語られていない数多くの魅力的な食が眠っています。
そんな茨城の真の魅力をより多くの方に届けたいという情熱から「メーカーズディナー」は誕生しました。

本イベントの核となるのは、茨城県出身のシェフによる地元食材への敬意を込めたコース料理です。生産者の想いを受け取り、丁寧に仕立てられた一皿ひと皿が、出席者の皆さまを茨城の食を巡る旅へと誘いました。

Menu

冷前菜~ 魚介のフロマージュブラン白和え
スープ~ 里芋INモッツァレラチーズのフリット 常陸牛牛すじスープ
温前菜 ~ 里芋とモッツァレラチーズ 天使海老とカチョカバロオーブン焼き
魚料理~ 大洗産鮃の塩麹ロースト 柚子と味噌のソース エノキとストリングチーズ
肉料理~ 常陸牛イチボタリアータ さとやま バルサミコとマスタードヴィネグレット
デザート~ フロマージュブランのムースとカシスジェラート
食後~ コーヒー又は紅茶

ワイン

1品目:端龍 シャルドネ ペティアン
2品目:瑞龍 シャルドネ(オーク樽熟成9カ月)
3品目:いばらきワイン ゆず
4品目:紫艶 カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー

生産者が語る、常陸太田の食彩ストーリー

弊社代表・川﨑 篤之の「常陸太田市協力のもと、生産者との対話を通じ地域の魅力を再発見する場を提供しました。ご出席いただいた皆様、素晴らしい食材とワインを提供してくださった皆様に心より感謝申し上げます。今後も美食を通じ、茨城の誇りを共に創り上げていきましょう。」という挨拶で、メーカーズディナーが幕を明けました。

この特別な夜のテーブルを彩ったのは、地元の生乳を使用し添加物を一切使わず手作りで仕上げる「ひたちおおたチーズ工房」の極上チーズと、常陸太田の風土がはぐくんだブドウを100%使用した「武龍ワイナリー」のワインの数々。
2年に1度の国産ナチュラルチーズのコンテスト「Japan Cheese Awards2024」で受賞した
5種類のチーズを使用したコース料理が、武龍ワイナリーがこの日のためにセレクトした4種類のワインと共に提供されました。出席者は一品ごとに語られる生産者の想いに耳を傾けながら、食事とワインを五感で味わいました。

「ひたちおおたチーズ工房」生産者より

~設立の背景と地域貢献~
1991年に旧里美村で地域の貢献のために設立され、2020年4月よりチーズ工房を開業しました。自然豊かな里美地区の酪農家を支えるため、地元の生乳のみを使用しています。
~製法のこだわり~
すべて手作りにこだわり、伸ばす、練る、成形するといったプロセスは工房スタッフが手作業で行っています。
~無添加への取り組み~
ミルク本来の味を楽しんでもらうため、塩以外の食品添加物を一切加えないことをコンセプトにしています。そのため賞味期限は短くなりますが、新鮮なうちに楽しんでほしいという思いで取り組んでいます。
~品質への自信~
2024年の「ジャパンチーズアワード」では、製造する5種類のチーズすべてが受賞するという高い評価を得ています。日々試行錯誤しながらチーズと向き合い、一つひとつ心を込めて製造しています。
茨城の食材が織りなすワインとお食事の「マリアージュ」を通じて、弊社のチーズを知っていただけること、そして本日の出会いが素晴らしいものとなることを願っています。
https://cheese-fun.jp/jca/jca2024/

「武龍ワイナリー」生産者より

~ワイン造りへのこだわりと理念~
ワイン造りの世界は「違いを認め合う文化」であり、欠点を削る減点法ではなく、個性を認め合う「加点法」の世界であると考えています。常陸太田(旧里美地区)で収穫されたブドウを100%使い、この土地の成分をワインの中に閉じ込めることに価値を感じ、醸造に取り組んでいます。
~栽培方法(棚仕立て)について~
「シャルドネ・ペティアン」などは、常陸太田で60年以上の歴史がある食用の「棚仕立て」で栽培しています。この方法は作業効率の向上や収量の安定につながり、毎年たくさんのシャルドネを収穫できています。
~本日のワインについて~
「端龍 シャルドネ ペティアン」はブドウ本来の酸を活かすため収穫時期を少し早め、キリッとした酸の効いた香りの高い仕上がりを目指しました。    
「瑞龍 シャルドネ(オーク樽熟成9カ月)」は2022年ヴィンテージの新樽に対し、2023年は2年目の樽を使用し、樽香のバランスを見て貯蔵期間を9ヶ月に調整しました。
「いばらきワイン ゆず」は緒川地区の農家から相談を受け、果肉ではなく香りの強い「皮」を白ワインに漬け込むことで、雑味を排除した香り高いワインを完成させました。
「紫艶 カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー」は自社栽培のカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのブレンドで、3年経ってやっと香りが立ち、飲み頃を迎えた自信作です。
今回のメーカーズディナーのように、地元の素晴らしい食材にこの地のワインを合わせる至福の時を、作り手との対話と共に分かち合い、茨城の魅力を再発見してほしいと願っています。
https://buryuwinery.com/

地元・茨城の食彩に酔いしれて

茨城の食とワインを堪能した出席者から寄せられた喜びの声をご紹介いたします。

「端龍 シャルドネ(樽熟成)」の濃厚な風味に驚きました。バターのようなコクがあり、バニラの豊かな香りが素晴らしくて、まさに好みの味わいです。樽熟成ならではのスモーキーな風味がお料理とも見事に調和して、その贅沢な余韻に心から感動いたしました。

赤ワイン「紫艶」がグラスの中で刻々と変化する様子に驚かされました。抜栓から時間が経つにつれ、眠っていた香りが一気に立ち上がる瞬間に立ち会うことができ、「今が最高に美味しいタイミングだ」と実感しました。ワインが持つ生命力と飲み頃の奥深さを五感で味わうことができました。

2022年ヴィンテージの「紫艶」をいただきましたが、その個性の強さに圧倒されました。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが織りなす品種自体の香りが驚くほど力強く、味がしっかりとしていて非常に飲み応えがあります。茨城の土壌がはぐくんだ力強いポテンシャルを感じるワインでした。

魚料理として提供された「大洗産鮃の塩麹ロースト 柚子と味噌のソース エノキとストリングチーズ」の鮃が絶品でした。とにかく身が肉厚で、弾力のある食感が楽しめました。これほど質の高い素材が地元で手に入るとは、茨城が食材の宝庫であることを改めて誇らしく感じる素晴らしい体験でした。

「ゆずワイン」を初めていただきましたが、グラスを近づけるだけで柚子の爽やかな香りが広がり、柚子そのものを強く感じられました。ほのかな苦味が心地よいアクセントになっていて非常に飲みやすく、お料理の味をより一層引き立ててくれる一杯でした。

武龍ワイナリーの成田さんとチーズ工房の亀井さんが、実は農業大学校の同級生だったというお話を聞いて胸が熱くなりました。そんな深い絆で結ばれたお二人が切磋琢磨し、地域の魅力を盛り上げている姿に非常に感銘を受けました。これからも応援し続けたいと思える素敵なストーリーです。

「ひたちおおたチーズ工房」のチーズの美味しさを再確認した夜でした。実は孫がこちらのストリングチーズが大好きでいつも食べているのですが、今日改めてお料理としていただいて、そのミルク本来の濃厚な味わいに納得いたしました。家族みんなを笑顔にする、安心で美味しい地元の自慢の味ですね。

生産者の方に樽熟成の手法や期間について直接お話を伺い、ワインへの情熱を肌で感じることができました。今飲んでも十分に美味しいですが、「もっと寝かせたらさらに美味しくなるのでは」と想像が膨らみ、「今が買いですね」といった会話で盛り上がりました。ワインを育てる楽しみも教えていただきました。

自治体との協定締結から生まれた「メーカーズディナー」は、茨城のまだ見ぬ価値を五感で味わう茨城ロボッツの特別な試みです。各地域が誇る至高の食材を「ときわ邸 M-GARDEN」から、つくり手の情熱と共に丁寧にお届けしてまいります。
今後も食を通じ、自治体や生産者の皆様と一丸となって茨城の魅力を発信し、地域の誇りを共に創り上げていくプロジェクトの展開に、ぜひご注目ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次