Akatsuki presents ROBOTS HOME GAMES 茨城ロボッツ vs Fイーグルス名古屋

文=鳴神富一

B1昇格を狙うライバル、Fイーグルス名古屋

リーグの強豪の一つであるFイーグルス名古屋。前半戦を終わって中地区3位と予想よりも沈んでいるが、プレーオフ進出圏内の位置を保っているチームだ。現状、ロボッツにとってはワイルドカード争いのライバルといってもいい相手。ぺイントエリア内で強さを発揮する高身長のインサイド陣を揃え、アウトサイドには高確率なシュートを決める日本人を多く揃えている。昨シーズンよりも攻撃力は劣るものの、その分ディフェンスを強化してきているのは事実である。

12月末の強豪との対戦では連敗を喫するも、1月は勝ち越しに成功し、プレーオフ戦線には踏み止まった。持ち味でもあるオフェンスでのフロアバランスの良さに加えて早い展開のバスケットを武器に携え、ロボッツと同じく上位進出に向けて勝負の時期を迎えている。

前回対戦は1勝1敗、相手の3Pシュートを抑えられるかが勝負

今シーズンは昨年11月に名古屋の地で対戦をしている両チーム。その時は1勝1敗で終わった。お互いに現在プレーオフ進出争いの真っ只中であるだけに負けられない一戦となる。ポイントになるのはFイーグルス名古屋の3Pシュートの確率である。

前回の対戦、ロボッツが勝利を収めた際の3Pシュート成功率は25%、一方敗戦した時は39%と明らかに全く違う数字が出てきている。相手の強力なインサイド陣に起点を作られてからオープンショットを何度も決められたのが印象的なシーンであった。我々ロボッツとしては気持ち良くインサイドにボールを収めさせず、相手のオフェンスリズムを崩す事が最大の解決策になるであろう。それによってアウトサイドのプレーヤーがインサイドに寄らず、シューター陣へのディフェンスに集中する事ができるからだ。ロボッツが強みとしているオールコートでのプレッシャーディフェンスで相手のリズムを完全に狂わしたい。

勝敗のカギは両チームのシューター

いかにアウトサイドシュートを抑えられるかをポイントとしてあげたが、言い換えれば、そこを担うシューターが活躍すれば試合のイニシアティブを一気に握れることになる。Fイーグルス名古屋のシューターといえば #11 杉本慶だ。前回対戦でも高確率でシュートを沈めて、両日ともに二桁得点を挙げている。さらに彼はディフェンスも素晴らしいものを持っており、現在リーグのスティールランキングでも上位をキープしている。攻守ともにこのプレーヤーがカギになるのは数字が物語っている。

一方のロボッツには、古巣対戦で燃えないはずがない生粋のシューター、#2 福澤晃平がいる。ここ最近はセカンドユニットでベンチからコートに立つ場面が多いが、高確率なアウトサイドシュートでチームのオフェンスを助け、2月14日現在で3ポイントシュート成功率においてリーグNo.1を突き進んでる。Bリーガーとしてルーキーから2シーズン過ごした古巣相手に対して、完璧な仕事を成し遂げてくれることを期待したい。

プレーオフ進出に向けて負けられないホーム!絶対勝利のみ!

前節からスタートしたプレーオフ争いで重要となる強豪との戦い。ホームでのFイーグルス名古屋戦の後にも、信州ブレイブウォリアーズ、バンビシャス奈良とライバルとの戦いが続く。ホームでは絶対に負ける事は許されない。我々ロボッツのホームゲームには、コート上のプレーヤーを後押しする青く染まったロボッツファミリーの力が集結している。

この重要な一戦でも皆さんの大きな力を貸して欲しい。そして全員で連勝を掴み取って東地区の上位へ突き進みたい。最大のディフェンスコール、そしてロボッツコールをチームに届けて欲しい。

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