Inside of ROBOTS~ロボッツを支える仲間~ 矢原健太郎編(チケットセールス・オペレーション担当)

茨城ロボッツのフロントスタッフにフォーカスを当て、普段どんな仕事を、どんな想いで取り組んでいるのかを伝えていく企画「Inside of ROBOTS~ロボッツを支える仲間~」。

第6回はマーケティンググループに所属し、試合のチケット販売を統括する矢原健太郎。元々B to B商材を扱うの商社マンだった矢原が大好きなスポーツの仕事に就いたきっかけとは──。仕事に対するやりがいと将来の夢も聞いた。

「誰かが支えないと日本のスポーツがなくなってしまう」海外の熱狂から感じたスポーツビジネスの可能性 

──矢原さんがスポーツに興味を持ったきっかけは?

学生の頃からスポーツを観るのが趣味でした。野球やサッカーみたいなメジャーなスポーツよりも、どちらかというとアメリカンフットボールやバレーボール、アイスホッケー、カーリングなどが好きでした。少し変わってますよね(笑)。

とりわけ海外のスポーツ、特にアメリカンフットボールにのめり込むようになりました。アメリカでは当時からスポーツビジネスが盛んでしたが、日本は景気が悪化して実業団が廃部になるニュースも聞こえてくるほど。「誰かが支えないと好きなスポーツがなくなってしまう」とプロスポーツの重要性を感じました。

──スポーツを仕事にしようと思ったきっかけは?

社会人になってからは専門商社で営業の仕事をしていました。自動車部品を作る切削工具を取り扱ったりレーザーを販売したり。スポーツとは無縁の世界でしたね。

30歳手前の頃、地元である横浜DeNAベイスターズの復活やBリーグの発足を目の当たりにして、日本でも少しずつスポーツビジネスの潮流が生まれてきたと感じていました。

──そこからロボッツへ転職したきっかけは?

転職を考えていたときに、偶然ロボッツの「チケット営業」の求人を見つけました。当時、葦原さん(葦原一正さん、現・日本バスケットボール協会理事)の本を読んでいて、トークイベントも聞きにいく機会があって。葦原さんのTwitterをフォローしたらたまたまロボッツの求人がタイムラインに流れてきたんです。

地元の横浜にもBリーグのチームはありましたが、初めてロボッツの試合を見たときに会場の熱量がものすごかった。M-SPOもあってスポーツを軸に街を盛り上げようとする取り組みが面白いなと思いました。

スポーツビジネスには前から興味はあったので、思い切って挑戦してみようと。社員として加わったのは2019年4月6日のアダストリアみとアリーナのこけら落としとなった試合からです。

5,000人を超えるお客さまが埋まったアリーナを始めにスタッフとして体感できたことと同時に、スポーツに関わる仕事に就くことができたんだ、という実感が湧いてきてとても感慨深かったです。

試合を観戦した方が満足した表情で帰っていく瞬間が嬉しい

──普段のお仕事について教えてください。

試合チケットに関する業務がメインです。ホームゲーム開催時には受付でチケットの引き換えやご招待者の受付などチケット販売のオペレーションを担当しています。

多くのお客様がいらっしゃるので、受け取りや販売がスムーズにいくよう常に気を配っています。試合中に発表する「来場者数」も私が集計しています。試合の日以外は販売管理やPR、チケットの営業も行っています。

©IRSE/Akihide TOYOSAKI

──仕事のやりがいを感じる瞬間は? 

たくさんのお客さんで埋まった会場を見たときでしょうか。昨年末12月29日の試合ではオリジナルペンライトを配布しました。自分たちが集客して集まってくださったお客様たちがペンを掲げて、ロボッツカラーである綺麗なブルーに染まったアリーナを見ると「やっててよかったな」とつくづく思います。

試合ごとに初めてホームゲームに来られる方も多くいらっしゃいます。初めは観戦に慣れなくて不安に感じられる方もいらっしゃいますが、試合が終わって満足した表情で帰っていただくのを見るのは嬉しいですね。

受付に立っていると試合を重ねるごとに顔なじみのファンやブースターが増えてくるのも楽しいです。

──逆に仕事で大変なことは?

チケットを発売するまでには様々な準備があります。時にはスケジュールに間に合わせるためにスピード感が求められることも。昨年からチケット販売のシステムが変わって、予期せぬトラブルが起きることもあるので常に気が抜けないですね。

©IRSE/Akihide TOYOSAKI

「休日にスポーツを観て楽しむ文化」を日本にも根付かせたい

──ロボッツで今後やって行きたいことは?

早くアリーナを満員にしたいです。常に満席の状態がいちばんの理想ですね。今はどうしたら試合に来ていただけるのか、ファンになっていただけるかを考えながら、地道にアクションを積み重ねていくフェーズかなと思います。

──その先の夢は?

アメリカのように「休日にスポーツを観て楽しむ文化」が日本でもより根付いてほしいなと思っています。今シーズンから導入した「パーティシート」もいろいろな楽しみ方ができると好評です。スポーツをエンターテイメントとして楽しみながら、休日に家族や友人とくつろぐきっかけにしてほしいですね。

ただ今はもっとファンを増やして、ロボッツの試合に来てもらった人が楽しんでもらえるようにもっと努力していきたいです。

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