茨城ロボッツのフロントスタッフにフォーカスを当て、普段どんな仕事を、どんな想いで取り組んでいるのかを伝えていく企画「Inside of ROBOTS~ロボッツを支える仲間~」。

第7回は法人営業を担当する山下達士。幼い頃からバスケットに熱中し、高校では強豪校に進学してプレーした経験もある元バスケットプレーヤーの山下。競技者に近い目線でチームを支える山下が競技からビジネスの世界へ転換したきっかけ、今の仕事に就いた理由と、ロボッツで成し遂げたい夢について迫った。

強豪校で味わった挫折。それでもバスケットに関わりたかった

──山下さんはバスケット経験者ですよね。いつから始めたのでしょうか。

小学4年の時に5歳上の兄の影響ではじめました。小・中とバスケットに打ち込んで「もっと強いチームでプレーしたい」という思いで強豪校へ進学しました。

高校では全国ベスト8に進出するチーム環境でのプレーを経験しました。私自身は試合には全然出られなかったですが、全国各地に遠征する中で、知り合いも増えるなど良い経験になりました。高校の同級生には千葉ジェッツふなばしの小野龍猛選手がいて、彼は当時からすごかった。「あいつはいつかプロになるだろう」と思っていました。一方で自分は、競技を極めるのは難しいと思うようになりました。

──大学でもバスケットを続けていたのですか?

いいえ。大学に入ってからはしばらく競技から離れていました。

──競技者に進む道をあきらめた中、ビジネスサイドに興味を持ったきっかけは?

就職を考えるようになって企業研究をしている時にスポーツビジネスの存在を知ったんです。それまでは普通に一般企業に就職しようと思っていました。でも自己分析したけれど、いまいちピンとくるものがなかった。スポーツビジネスなら今まで自分が打ち込んできたスポーツに関われる。高校の時、自分より上手なプレーヤーに圧倒され挫折を味わったけれど、「それでもやっぱりバスケットに関わりたい」という気持ちが芽生えました。

そこからスポーツマネジメントの講座に通いはじめて、講師の紹介で栃木ブレックス(現・宇都宮ブレックス)のインターンシップを経験しました。

──スポーツビジネスといってもいろいろな業界があります。その中でもクラブチームに興味を持った理由は?

自分の中で、スポーツを支える側のビジネスよりも競技そのものに軸がありましたし、長く競技者としてチームスポーツに関わっていたので、チームに近い仕事に魅力を感じていました。一番の理由は、チームが勝利した時の熱狂をより近くで感じることができるその一体感の中にいたかったからです。

自らの行動で切り開いたブレックスでのインターンシップ

──スポーツマネジメントの講座で得た学びは?

講座ではビジネスに関する基本的な知識を学びました。結果的には、自分で調べて行動したのは大きな成果だったと思います。アクションがあったから、ブレックスのインターンシップにもつながった。自分から飛び込んでチャンスをつかんだ経験は今も役立っています。

インターンシップは最初1ヶ月間は無給でかつ住み込みが条件でした。それでもやりたいと思った。中に入ってみないとわからないこともあります。だからこそ、まずやってみるということは大事だったなと思います。

──ブレックスのインターン経験がスポーツビジネスに関わるきっかけになったと思いますが、そこで得たものは何でしょうか。

ブレックスでは、インターンシップだけど仕事にも権限を与えてくれました。毎日上長にその日あったことや気づきをメールで報告するのですが、それに対して優しくアドバイスをしてくれました。当時ビジネスを何も知らなかった学生時代の自分にとって、バスケット関係なく、社会人として当たり前のことを教えてくださったことはとても印象に残っています。

特に藤本さん(藤本光正 株式会社栃木ブレックス 取締役副社長)からは同じ競技経験者の先輩として、多くのことを教わりました。元プレーヤーの先輩としてもビジネスマンとしても自分にとって一つのロールモデルです。競技を経験した人だからこそ「バスケは面白い」を広めたいという強い思いがあります。その思いは藤本さんと共通しているかもしれません。

B1昇格を果たした瞬間の熱狂を、チームの一員として感じたい

──大学卒業後のキャリアについて教えてください。

卒業後は大塚商会へ入社して、OA機器販売の営業、システム営業に携わってきました。通常業務に加えて入社前からですが大塚商会アルファーズ(現・越谷アルファーズ)のマネージャーも兼業していました。

日中は普通に仕事をしてその後に練習に行って、夜に家に帰って朝からまた仕事して、、、という生活で、週末に試合があった時には遠征で全国を回っていました。マネージャーとしては練習の準備や試合中のスタッツ書き、スケジュールの調整や遠征の手配なども行っていました。徐々に仕事が忙しくなってきたこともあり、平日は練習に行かず仕事の合間を縫ってマネージャー業務を行い、休日の練習や試合に帯同する形になってきました。

これだけ聞くと大変そうに見えるかもしれないですが、当時は本当に楽しかったし、楽しかったから続けられたのかなと思います。このマネージャー業務を経験する中で、チームが関東実業団リーグからJBL2、NBDL、B3と様々な環境の中にいられたことは、自分にとって大きな転換点になりました。

──なぜ茨城ロボッツへ?

以前から、山谷さんがロボッツで働いていることは知っていましたし、将来の選択肢として山谷さんと働いてみたいという気持ちはずっと頭にありました。仕事は充実していたのですが、結婚して子どもが生まれて、仕事とチームの両立が難しくなり、チームから離れたんです。その後2年くらいは普通に生活していたのですが、たまたまロボッツの求人を見かけた時に「やっぱりチームに関わる仕事がしたい」と思うようになり、それで応募してみようと思いました。

──現在担当している法人営業の仕事について教えてください。

茨城県内の企業様を中心に、協賛していただくための営業活動をしています。
スポーツクラブの売上において、スポンサー様の占めるは割合は非常に大きく、クラブとしての業績はもちろんチーム強化費にもダイレクトに影響があるポイントだと感じています。
以前はマネージャーとしてチームを支えていましたが、ロボッツではビジネス面でチームの成長に貢献したいと日々考えています。

──普段の営業の仕事の中で大切にしていることは?

心がけているのは、お客様の課題を聞いて、課題解決のためにアリーナを活用いただく方法をご提案することです。
ただお金を頂くのではなく、自分たちの試合や活動を通してお客様の事業にも貢献する。
それが本当の意味でWinWinの関係構築だと思います。

法人営業の仕事は、試合の結果が普段の仕事にも影響します。お客さんの反応もダイレクトに変わるし、調子が良いと「ロボッツ強いね」と声をかけてくれるのは嬉しいですね。
以前の経験では、支えて下さっている企業様の声をダイレクトで聞く機会は少なかったので、今のミッションになることで見える景色が広がっているのは自分としても非常に良い経験が出来ています。

──茨城ロボッツの使命とは?

地方では人口減少や高齢化が進み、経済の活性化が課題です。だからこそ、たくさんの人を集めることができるスポーツには、大きな可能性があります。人を集めることで経済が回っていくし、地元の企業とも協力し合えることが一番のポイントです。

──今後の目標は?

ブレックスでインターンシップを行ったそのシーズンにチームが優勝したんです。当時インターンシップの期間は終了していたので、優勝した瞬間は観客として現場にいたのですが、セレモニーを遠くから見ていて羨ましい気持ちがありました。

チームが目標達成した時のなんとも言えない一体感。それを一員として感じられる仕事って他にないなと思います。いつかはB1昇格した瞬間を分かち合いたい。昇格のためにも、ビジネスサイドから精一杯サポートしていきたいです。

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