文:佐藤拓也 text by Takuya Sato
写真提供:水戸ホーリーホック
11月14日に、水戸ホーリーホックと茨城ロボッツのホームゲームが同日に行われることを記念してコラボイベント「MITO BLUE PRIDE 2021」が開催されます。
その連動企画として、水戸ホーリーホック専門メディア「デイリーホーリーホック」と茨城ロボッツ専門メディア「ROBOTS TIMES」が初のコラボを実施。
それぞれの媒体で執筆するライターがチームの魅力を紹介します!
J2第39節ジュビロ磐田戦の見どころ
強豪相手でも攻撃的な姿勢を貫く
今節ホームに迎えるのは現在J2で首位に立つジュビロ磐田です。これまで何度もタイトルを獲得してきたJリーグ界のビッグクラブ。昨季からJ2での戦いを強いられていますが、今季はリーグの中で圧倒的な力を見せています。元日本代表の遠藤保仁選手や今野泰幸選手をはじめ、実績豊富な選手が名を連ねており、今節も能力の高さを見せつけてくることでしょう。そして、今節の結果次第で磐田のJ1昇格が決まる可能性があります。強い意気込みを持って乗り込んでくるはずです。そのチームに対して、臆することなく戦う水戸ホーリーホックを見てもらいたい! その一言に尽きます。秋葉忠宏監督のもと、ホーリーホックは攻撃的な戦いを貫いています。相手が磐田でもスタンスを変えることはありません。強豪相手に真正面から立ち向かい、獰猛にゴールに襲い掛かる姿に魅了されてください。
水戸ホーリーホックのここに注目!
試合終了の笛が鳴るまで何が起こるか分からない
前節ジェフユナイテッド千葉戦、2対2で迎えた終了間際に相手の攻撃を食い止めたホーリーホックは怒涛のカウンターアタックを仕掛けました。自陣ゴール前から次々と選手が駆け上がり、最終的には7人が千葉ゴール前に侵入したのです。残念ながらゴールを決めることはできませんでしたが、「前」を強く意識するホーリーホックの魅力が詰まったシーンだったと言えるでしょう。今節も強豪ジュビロ磐田に対して「前」へのスタンスをぶつけます。そして、試合終盤のゴールが多いのも今季の水戸の特徴です。今季決めた50得点のうち、75分以降に決めたゴールは16。リーグで2番目に多い数字です。試合終了の笛が鳴るまで何が起こるか分かりません。最後まで勝利を信じて、ゴールに向かって戦い続ける姿があなたの胸を熱くします。
注目選手:藤尾翔太選手
パリ五輪世代注目のストライカー
今年6月にセレッソ大阪からホーリーホックに移籍してきた20歳のストライカーです。秋葉忠宏監督が「万能型」と評すように、空中戦に強く、スピードもあり、ゴール嗅覚にも長けています。今節も様々な形からゴールに襲い掛かることでしょう。そして、パリ五輪を目指すU-23日本代表の候補選手としても期待されているのです。10月28日に行われたU23アジアカップウズベキスタン2022予選香港代表戦に先発出場した藤尾選手は力強いヘディングシュートで2得点を決める大活躍を見せ、本選出場を決める勝利に大きく貢献しました。現在、水戸で試合経験を積んで、才能に磨きをかけている最中。「水戸から世界へ」。進化し続ける若きストライカーのプレーに注目してください。