「RUN as ONE~一丸疾走~」2019-20シーズンを振り返ってー山谷拓志代表篇ー

その時は突然訪れた。2020年3月27日(金)、新型コロナウイルスの影響で2019-20シーズンの全日程を中断しシーズンを終了することが発表された。B1昇格に向けてプレーオフ圏内で戦っていた茨城ロボッツとしても非常に悔しい形での幕切れとなってしまった。

今回は全選手・スタッフに取材を実施。今シーズンの振り返りとファン・ブースターへの感謝の気持ちを聞いた。今回は茨城ロボッツ代表の山谷拓志

良い選手との縁で良いチームができたが、力がなかなか発揮しきれない一年でした。

ー今シーズンは新型コロナウイルスの影響もあり、予期せぬ形でシーズンが終了してしまいました。このシーズンを振り返ってみていかがでしょうか。

良い選手との縁で良いチームができたが、力がなかなか発揮しきれない一年でした。バスケットの一貫性がなかなか見いだせなかったことが率直なところだと思います。シーズン中に良い試合もあったが、ホームは勝ててアウェーでは勝てないなど今ひとつ波に乗り切れなかったのが課題だと思っています。

ー今シーズン行われた試合で印象的なものとその理由を教えてください。

10月26日に日立で行われた仙台89ERS戦、11月10日の広島ドラゴンフライズ戦の2試合です。前半大きなリードはありながら逆転されてしまった試合は悔しい意味で印象に残っています。あと何か一つがあれば勝てる試合だったし、今シーズンの上位チームとの対戦で勝ち星があげられなかったというところは勿体無いですし悔しいです。

10月の開幕がしっかりとできる状況であれば、一気にアクセルを踏み込んでスタートが切れるように準備をしていきます

ー初めてシーズンを通してアダストリアみとアリーナをホームアリーナとして興行を行いました。社長から見て昨シーズンまでと比べ、興行を行う中で変わったなと感じる部分はありましたか。

アダストリアみとアリーナになってお客様にとって見やすいアリーナになったと思いますし、運営面でいうと設営もしやすくなりました。ただ初めてアダストリアみとアリーナをシーズン通して使ったことで見えてきた反省点もあったので、来シーズンは改善点をクリアしてさらに良い観戦体験をお届けしたいと思います。

また、来シーズン中にはアリーナに大型映像機器の設置を検討しているなど、まだまだ伸びしろがあるアリーナだと思っています。楽しみにしていただけたらと思います。

ー新型コロナウイルスの影響で例年とは違う状況が続いてますが、このオフシーズンの運営面での取り組みについて教えてください。

アリーナを一年通じて使った中で見えた課題があるのでそこを改善したい。集客についても約2100人で毎年伸びてはいるのですが、客単価が少し下がってしまったので、そこを改善するような施策をもっと増やしていきたいと思います。

今後の取り組みとしては新型コロナウイルスの状況を見ながら、我々としてできることに取り組んでいきます。10月の開幕がしっかりとできる状況であれば、一気にアクセルを踏み込んでスタートが切れるように準備をしていきますし、ファン・ブースターの皆さまに楽しんでいただけるイベントを検討したいと思います。今はオンライン上で楽しめるのでコンテンツを増やしていきたいと考えています。

ー最後に応援してくださったファン・ブースターの皆さまにメッセージをお願いします。

お世話になったファン・ブースター、スポンサーパートナー、サプライヤー、メディア、茨城県バスケットボール協会、ボランティア、堀さんなどいろいろな方に感謝しています。経営難だったチームをここまで支援していただいたことに本当に感謝しています。と同時になかなか期待に沿えない状況で反省していますし、改善していくしかないと思っています。変えられない環境の中で自分たちができることは何かを考えて、ピンチをチャンスに変えて取り組んでいきます。来シーズン開幕した際にはぜひにご期待ください!

ただ、厳しい状況であることは事実ですので、皆さまのご支援を引き続きお願いしたいと思っています。よろしくお願いいたします。

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