信頼するチームとともにとにかくB1昇格するのみ

―ロボッツのチームやチームメイトの印象はいかがですか。

ニック 彼らのプロ意識や、常に頑張る姿勢には、非常にポジティブな印象をもっています。そして、自分たちのことを温かく歓迎してくれました。日本に来たことのない自分にとってはすごく大きなことですし、自分たちが来て喜んでくれているのは嬉しいですね。

チェフ ハードワークだし、常に努力を惜しまない姿勢は素晴らしいです。お互いに良い影響を与えあっている関係も印象に残っています。彼らの頑張りは自分自身にも非常に影響があり、常に高いレベルでプレーしようという気持ちにさせてくれています。

―ガーベロットヘッドコーチについては、どのような印象をお持ちですか。

ニック 彼は非常に選手のことを大切にしてくれるコーチです。コーチによっては自分のやり方しかしないという人もいますが、彼は選手の創造性や個性を活かすというのを重視しているようにみられます。チーム名はロボッツですが、彼は選手をロボットのように扱わず、プレーヤーの特徴を大切にして、選手たち自身に考えてプレーさせるようにしています。また僕を中心に組み立てるような考えもあって、すごくプレーするのが楽しいです。

チェフ 非常に良い印象を抱いています。アメリカにいたときにロボッツとの契約にサインをしたけど、電話をくれて自分の話を聞いてくれました。そういうコーチはなかなかいなかったし、練習でも選手の話を聞き入れてくれるし、話をさせてくれる。選手のためのコーチだという印象があるし、僕らを良い方向に導いてくれると感じています。

―今シーズンをどのように過ごしていきたいと考えていますか。目標も含めて教えてください。

ニック とにかく優勝して、B1に昇格することです。そのためにはチームを常に良い状態に保つことが大切で、そうすれば自ずと昇格できると思います。オーナーの堀さんも言っていたけど、チーム一丸となって戦うことが勝つためには必要です。自分のスタッツについては、いままでいろいろと達成してきたので、そこにはあまりフォーカスしていないです。いままでのキャリアで、小さなリーグでしかチャンピオンになったことがないので、B2という大きな舞台で頂点に立ちたいです。自分のキャリアにとっても大きいことですし、そのために自分ができることをとにかく実行し続けます。

チェフ 自分もB1に昇格して、B2でチャンピオンシップを獲得することが何よりの目標です。そのためには細部にまでこだわることが大切で、その部分でチームにしっかりと貢献していきたいです。リバウンドやディフェンス、そしてコミュニケーションの部分において、小さな努力も惜しまずにプレーしたいです。あのビラノバ大学で全米チャンピオンになったときと同じことをここでもやり続けていきたいです。

―最後にファンの皆さまに向けてメッセージをお願いします。

ニック ファンの方々には今シーズンをとにかく楽しんでもらいたいし、ぜひホームアリーナに来て、たくさんのエナジーを我々に届けてほしいです。一緒にゲームに入り込んで楽しんで、そして勝利をわかちあいたいと考えています。皆さんに会えるのを楽しみにしています。

チェフ コートでも街中でも、自分を見つけてくれたときは、気軽に声をかけてくれたら嬉しいです。そして、そのときに自分でも話せる日本語を教えてほしいです!

世界を知る、経験豊富な”勝ち方を知っている”二人がチームに加入したことは、チームにとって非常に大きく喜ばしいことである。彼らがコンスタントに活躍すればするほど、B1昇格という目標に近づいていけるに違いない。彼らが示す”世界基準”をぜひアリーナで体感してほしい。

PF/C.32 ダニエル・オチェフ Daniel OCHEFU
1993年12月15日 アメリカ合衆国生まれ
ビラノバ大学卒 211cm/111kg

PF.22 ニコラス・カナー メドリー Niklas CANER-MEDLEY
1983年10月20日 アメリカ合衆国生まれ
メリーランド大学卒 203cm/104kg

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