【ロボッツU15】世界を見据えた育成の形

「世界に通用する選手を輩出する」という理念のもと、日々汗を流すロボッツU15。この度、176cmの高い身長を生かしたプレーが得意な内田選手が、ジュニアユースの1次トライアウトに合格。ジュニアユースアカデミーキャンプに参加した。内田選手の意気込みと小堺コーチとU15が目指す「選手の育成」に迫る。

期待のビッグマン

週に4,5回、ユードムアリーナ等で練習を行うロボッツU15。「選手育成」に焦点を当て、茨城県内のバスケットボールの競技力向上に務めている。
小学1年生からバスケットを始めた内田選手。ロボッツU15には、今年の4月に中学校の部活引退後から参加。「高校でもバスケットを続けるのでブランクを開けたくなかったので見学に来たら、選手とコーチがしっかりとコミュニケーションを取ることができる雰囲気に魅力を感じ、入りました」と内田選手は話す。普段はインサイドで献身的なプレーをすることが多いが、ロボッツU15の練習ではポジションに関係なく、様々な練習に取り組んでいる。「将来的にはアウトサイドプレーヤーになりたいのでロボッツU15の練習はもちろん今回のジュニアユースアカデミーキャンプでもいい刺激がもらえました」と振り返る。キャンプでは、規定として175cm以上の選手が参加しているため、内田選手は参加選手の中でも小柄なプレーヤーとなる。「普段と違うガードのポジションでプレーした。周りの選手の使い方やパスの仕方など難しさを感じる部分が多かったですが、スピードで勝ることもできました」とキャンプを振り返る。

将来を見据えて

 内田選手を輩出したロボッツU15。育成方針には、「世界基準のタフさを日常とし、どんなポジションでもプレーできるような選手」という文言がある。小堺コーチは、「大きい選手はインサイドしかやらせないといった指導をしてしまうと世界に通用する選手は出てこないと思う。練習中もポジションに関係なく満遍なくプレーできるようにしている」と話す。プロチームのアンダーカテゴリーとして、より身近にプロ選手を見ているため、目指す選手像は高い。目先の勝利だけでなく、更なる高みを目指すべく日夜活動している。

 内田選手の目標は、日本女子バスケ最高峰の「Wリーグ」。「将来的にはオールラウンドな動きができるようになってWリーグで活躍したい」と話す。茨城ロボッツ期待の星である内田選手をプロの舞台で見ることができる日もそう遠くない未来にきている。

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