「RUN as ONE~一丸疾走~」2019-20シーズンを振り返ってーヘッドコーチ アンソニー・ガーベロット篇ー

その時は突然訪れた。2020年3月27日(金)、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で2019-20シーズンの全日程を中断しシーズンを終了することがBリーグから発表された。B1昇格に向けてプレーオフ圏内で戦っていた茨城ロボッツとしても非常に悔しい形での幕切れとなってしまった。

本企画では全選手・チームスタッフに取材を実施。今シーズンの振り返りとファン・ブースターへの感謝の気持ちを聞いた。今回はアンソニー・ガーベロットヘッドコーチ。

悔しいシーズン。ケガ人も出てしまいチームとして一貫性・継続性を持って戦い抜けなかった。

ー新型コロナウイルスの影響もあり、思わぬ形でシーズンが終了しました。今シーズンを振り返ってどう思いますか?

悔しいシーズンだったと思います。 時にトップチームのような戦いをするときもあれば、うまく戦えない時もありました。チームとしての一貫性・継続性をなかなか得ることができず、主にケガ人が多く出てしまったことと、ベストプレーヤーをコートに出すことができなかったことが大きな原因でした。 

しかしシーズン終盤に入り、プレーオフに向けてトップチームに勝つことができたのではないか、他のチームにとっての脅威となるのではないかという手応えを感じていました。 

ー今シーズン最も印象的だった試合とその理由は?

2つの試合が思い浮かびます。 1つ目はケガに苦しみながらも掴み取った10月4日アウェー 群馬クレインサンダーズ戦での勝利。 2つ目は2月15日のホームでのFE名古屋戦です。 最後の数分でリードされていたところから反撃し、素晴らしい戦いぶり、冷静さ、実行力を発揮して勝利しました。

ファン・ブースターの皆さまは我々の強みの一つ。 皆さまのエネルギーが私たちを活性化させてくれる。

ー日本での初シーズンでした。うまくいったこと、思い通りにいかなかったことは何でしょうか。

今シーズンは学ぶことがたくさんありました。 アダストリアみとアリーナは対戦相手にとって戦うことが容易ではない場所であったと感じましたし、そこでやった試合はほとんど全ての試合で勝利するに近いところまでいったと思います。

私が一番残念に思っていることは、ニック(ニコラス・カナー メドリー選手)、オチェフ(ダニエル・オチェフ選手)、ニノ(二ノ宮康平選手)というシーズン開幕前に構想上の主力選手としていた3選手が3試合以上一緒にプレーすることができなかったことです。 シーズン前から自信と目的を持って臨んできただけに、2人の選手が怪我で多くの試合を欠場したことは本当に残念に感じています。

ー今まで応援してくれたファン、ブースターの皆さんにメッセージをお願いします。

今シーズンをこうした形で終えるのは大変悔しいことだと思いますが、組織が成長し構築され、オンコート・オフコートともにあらゆる面で良くなっていると確信しています。

ロボッツの大きな強みの一つはファン・ブースターの皆さまです。 皆さまのエネルギーが私たちのチームを活性化させてくれます。 来シーズンはもっと強く、もっと良くなって戻ってきます。このチームが目標を達成し、日本のバスケットボール界のトップチームになれると信じています。

これからも我々を信じて、チームの大きな後押しとなってくれたら嬉しいです。 GO! GO! ROBOTS!!

 

おすすめの記事