Sports Performance Summit 2024 in Tokyo 開催のご報告

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6月15日(土)16日(日)に、茨城ロボッツが運営協力をしている「Sports Performance Summit 2024 in Tokyo」を開催いたしましたのでご報告いたします。

目次

Sports Performance Summit 2024 in Tokyo 開催概要

開催日時
2024年6月15日(土)~6月16日(日)

場所
東邦大学医療センター大橋病院

協賛

株式会社シグマテクノロジー

株式会社フォーアシスト

株式会社BREATHER

SPSスペシャルアドバイザー
為末大氏

招聘講師
米田惠美氏 

参加者
87名

参加者の主な所属先 ※個人としての参加になります
・Bリーグ
・Wリーグ
・ジャパンラグビーリーグワン
・大学 
・医療機関 など

運営
主催:一般社団法人スポーツパフォーマンスサミット
運営協力:(株)茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント、(株)M-SPO

開催レポート

2024年6月15日(土)

1. オープニングトーク&アイスブレイク
ボードメンバーの一般社団法人スポーツパフォーマンスサミット代表理事大塚健吾より挨拶を行い、自己紹介を兼ねたアイスブレイクを行いました。

2. 全体会① 為末大氏『リーダーシップのエッセンス:ビジョンから実現へ』
一般社団法人アスリートソサエティ代表理事為末大氏 にご登壇いただきました。

3. 全体会② 米田惠美氏『自分の軸づくりと人や組織の巻き込み方』
米田公認会計士事務所代表/元Jリーグ常勤理事、元フェンシング協会理事米田惠美氏にご登壇いただきました。

4. 分科会①1-A 伊東知子氏『英国の大学院で学んだスポーツ医学(特に多職種連携にフォーカスを当てて)/日本で実施したこれまでの活動紹介』
SEM-Japan代表で浜松医科大学地域家庭医療学講座特任研究員の伊東知子氏にご登壇いただきました。多職種連携とは何か?どのような職業との連携が大切なのか?という説明から始まり、B.LEAGUEのチーム内での活動や伊東氏が設立したSEM-Japanの事例を交えながら、多職種連携を行う上で何が必要なのか、何が妨げとなりつつあるのかについてディスカッションを行いました。

5. 分科会①1-B 松島良豪氏『大学スポーツの現状とこれから』
国士舘大学助教/男女バスケットボール部監督松島良豪氏にご登壇いただきました。プロバスケットボール選手としてのキャリアの後、なぜ監督として大学スポーツの環境を選び働くことにしたのかや、自身の働く大学バスケットボールチームでの取り組みやその考え方、大学スポーツ界全体の現状やお金の流れ、今後の大学スポーツに求められることをディスカッションやQ&Aを通して参加者とアイデアと知識の共有をしました。

6. スポンサーセッション
株式会社シグマテクノロジー代表取締役睦月伸季様にご登壇いただき、シグマ酸素水のご紹介をいただきました。

7. 懇親会
1日目の最後に懇親会を行いました。講義やディスカッションで取り上げたテーマを改めて振り返るなど様々な話題で盛り上がりました。

2024年6月16日(日)

8. 分科会②2-A 森部高史氏『専門家業界を取り巻くお金の話から個人事業主としてのキャリア形成を考える』
株式会社Pono Life代表取締役森部高史氏にご登壇いただきました。スポーツ現場で働く専門家たちが、経済面での安心を確保できていない現状について、自身の体験談やコンサルティングの経験をもとに解決への道筋を紹介。個人事業主・お金の本質・商品と対価・ライフステージ・アウトプット・問題解決のような多くのキーワードを中心にお話しいただき、参加者が自身のキャリアを考えるきっかけを与えていただきました。

9. 分科会②2-B 山下大地氏『スポーツパフォーマンスのためのテクノロジー』
ハイパフォーマンススポーツセンター国立スポーツ科学センター研究員山下大地氏にご登壇いただきました。講義内では協賛企業の株式会社フォーアシスト様による実演も行いました。現在の国立スポーツ科学センターでの取り組みの説明から始まり、スポーツテクノロジーの導入や実践、スポーツサイエンスの現状について海外での具体例や活用例を説明いただきました。performance science Indexのワークを行い、さらにはフォースプレートの実演を交えながらテクノロジーの実践について理解を深める機会となりました。

10. 分科会③3-A 大山高氏 渡邊將司氏『ジュニア期における多様な運動経験について考える』
帝京大学経済学部経営学科准教授 大山高氏、茨城大学教育学部准教授 渡邊將司氏にご登壇いただきました。ジュニア期のアスリート達にマルチスポーツがいかに良い影響を与えるかを、海外の事例、エリートアスリート達の過去のスポーツ体験、日本の陸上界の現状などの話を対談形式でお話しいただきました。日本では多くの場合がスポーツ早期専門化になりやすい傾向にありますが、海外の事例をヒントに、変わりつつあるプロスポーツチームと地域との取り組みをスポーツ探究のキーワードからご紹介いただきました。

11. 分科会③3-B 浅野将志氏『きっと考えがまとまるライブセッション』
月刊トレーニング・ジャーナル、月刊スポーツメディスン編集部 浅野将志氏にご登壇いただきました。雑誌の企画、編集を行っているメディアの立場で”メディアの在り方”をお話しいただきました。参加者同士でペアを組み、取材を受ける側・取材をする側どちらも体験することで、考えをまとめる時間となりました。

12. ランチワークセッション
ランチワークセッションでは、昼食を食べながらグループごとのテーマに沿ってディスカッションを実施。インプットした情報をもとに、アウトプットの作業に取り組みました。

13. 全体会③ 『スポーツの常識と慣習をぶち破るアクションプラン』
ランチワークセッションのグループごとに、今後のアクションプランを発表しました。

14. クロージング
クロージングでは、9名のボードメンバーより、今回の振り返りと今後のアクションについてコメントをいただきました。

参加者アンケート(参加者の声)

全体会①為末大氏のご講演に関して

アイスブレイクからリーダーシップに繋がる全体会①は、頭のスイッチを入れるのにとてもよかった。リーダーシップという1単語に詰まっているものをブレイクダウンし、その中で自分らしいリーダーシップの形を周りとの相互関係で形成していく必要があると理解できました。

全体会②米田惠美氏のご講演に関して

周りをどう巻き込むか。
これは職場の人間とも一番の問題点として考えていたことで自分たちにできることには限界があり、偏った考え方になる危険性があると感じていました。


どういった人を巻き込むか、巻き込むならお互いにWin-Winの関係でいなきゃいけないと思うとなかなか前に進むことができませんでした。このセッションを聞いて、相手の意見も聞けていない現状では誰かを巻き込むことは難しいと感じました。


相手がどこを優先しているか、何を目指しているか、その人にとってのWinは何か聞かないことにはわからないので、まずは人に会って話をしてみたいと思います。

ランチワークセッションに関して

同じ悩み、思いを持った仲間たちとディスカッションできたことがとても刺激になった。学生や病院勤務の医師・理学療法士なども参加してのディスカッションだったので、現場のアスレティックトレーナーとしてもっとしっかりと言語化して話ができればよかったなと反省もあります。

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