第2回 ロボッツ交流会を開催 ~人事・学校・学生の意見交換を実施いたしました~

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取材・文:茨城ロボッツ text by IBARAKI ROBOTS
写真:茨城ロボッツ photo by IBARAKI ROBOTS

1月22日(木)に、2025-26シーズンオフィシャルスポンサーの企業の人事・採用担当者の皆様を対象とした「第2回 ロボッツ交流会」を開催いたしました。

この交流会はクラブを盛り上げるという共通目標のもと、スポンサー企業間の繋がりを強化し皆様のビジネス価値を最大化する場として企画し、昨年の11月に第1回が開催されました。

現在、学生優位の売り手市場が続く中で茨城県内の企業の多くが直面している課題の一つ「若手人材の採用と定着」に焦点を当て、企業の採用担当者・学校の就職支援担当者・そして現役学生が直接コミュニケーションを取る機会を創出いたしました。

会場となった「M-SPO(まちなか・スポーツ・にぎわい広場)スタジオ」には、スポンサー企業15社、シルバースポンサーである学校法人八文字学園、連携協定を結んでいる茨城大学、そして八文字学園で学ぶ3名の現役学生にご参加いただき、「就職活動のいま」を知る意見交換が行われました。

目次

就職支援担当者が語る学生の傾向

第一部では、学校法人八文字学園、連携協定を結んでいる茨城大学の職員の皆さまから、学校・学科紹介と就職活動中の学生の特徴や傾向などをお話しいただきました。

美容師・エステティシャン・ネイリストなど美容分野で活躍するスキルを身につける「水戸ビューティーカレッジ」のご担当者は、「その会社で働くことが自分の人生にとって『メリットがあるか』を非常に重視しています。賃金などの条件面だけでなく、服装の自由度や休日の取りやすさ、人間関係などが自分の価値観と一致するかを厳しく見ています。会社に合わせるのではなく、自分の人生に合う会社かどうかという視点で職場を選ぶ傾向が強いと感じています。」と近年の学生の価値観について話しました。https://www.mito.ac.jp/beauty/

医療事務・税理士・ホテル&ブライダルなど多彩なコースが揃う「水戸経理専門学校」のご担当者は、「最近では『心理的安全性』を最優先しており、対等な人間として尊重され、認められる環境を求めています。失敗を恐れる繊細な面があり、メンタルを守ることを重視する傾向があります。また、仕事でのキャリアアップよりも私生活の維持や地元での安定を望んでおり、今の自分のまま無理なく成長できる環境を好む傾向にあります。」と安定を重視する学生の特徴について触れました。https://www.mito.ac.jp/business/

エンジニア・ゲームプロデューサー・デザイナーなど注目度の高いクリエイティブな職種を輩出する「水戸電子専門学校」のご担当者は、「 学生の気質としては、AI等を駆使し効率的に問題を解決するタイプと、好きな事を深掘りするタイプに二極化しています。前者は答えに辿り着くのが早い反面、思考プロセスが抜け落ちやすいため、根拠を言語化する指導に力を入れています。また、情報過多により企業の違いが見えず、働く理由が見つかるまで一歩が踏み出せない状況も見受けられます。」と学生の気質や特徴について語りました。https://www.mito.ac.jp/technology/

県内3つのキャンパスに5学部を擁し、地域とのつながりが強く地元就職志向の学生が多数在籍する「茨城大学」のご担当者は、「学生の就職活動は『知っていることの中からしか興味を持てない』という点に尽きます。知らない会社は検索すらされないため、ロボッツのスポンサー活動等を通じて社名を目にする機会を増やすことは、後の信頼感醸成に繋がります。特に、説明会の際などに『実はプロスポーツチームのスポンサーをしている』と伝えることで学生の関心を引き、安心感を与えるので非常に有効だと考えています。また、学生は社会・地域貢献活動に好感を持つ傾向が強いため、地域を応援する姿勢を明確に示すことが採用における大きな強みとなります。」と就職活動中の学生の本質と同時に、スポンサー企業様の採用活動におけるアピールポイントにも言及しました。https://www.ibaraki.ac.jp/

学生が語る就活のリアル

第二部では、水戸ビューティーカレッジ、水戸経理専門学校、水戸電子専門学校で学ぶ現役学生3名にご登場いただき、質疑応答を行いました。
茨城で働くことへのイメージ/就職活動で利用するツールやコンテンツ/企業選びでこれだけは譲れない最優先事項や福利厚生/企業に魅力を感じるポイント/ロボッツのスポンサー企業への印象など、職業観や企業選びのポイント、実際に利用したツールまで就職活動のリアルに迫る質問事項にストレートに答えていただきました。

活発に意見が飛び交う中で、「ワーク・ライフ・バランス」「福利厚生の充実」「キャリアアップ制度」など学生たちが語る令和の就職活動のリアルに直面し、参加企業の皆さまが真剣な表情で耳を傾け熱心にメモを取る姿が印象的でした。

交流会の締めくくりとして、八文字学園副理事長・八文字 智宏様よりご挨拶をいただきました。
八文字副理事長は学生たちが持つ計り知れない可能性への期待と、人材育成の未来について次のように語りました。

「今の学生たちは驚くほど優秀です。我々の世代では想像もつかないようなスピードで知識を吸収し、成長を遂げ、新しい価値を自ら創造していく大きな伸びしろを秘めています。しかし、そんな彼らとの出会いにおいて、従来の手法は大きな転換点を迎えています。学校へ求人票を預け、キャリアセンターを通じて募集を待つという受動的なスタイルは、もはや通用しない時代へと突入しているのです。
現代の学生が就職活動において何よりも大切にしているのは、『自分自身が一人の人間として尊重され、認められているか』という実感です。彼らが抱く漠然とした不安を、企業側がいかに先回りして解消し、等身大の彼らを柔軟に受け入れる姿勢を示せるか。それこそが、採用を成功させるための鍵となります。
そのためには、採用というプロセスを『選考』というジャッジの場として捉えるのではなく、お互いの可能性を引き出し合う『対話』としてのコミュニケーションの場へと昇華させていく必要があるのではないでしょうか。
私たち学園と地域の企業の皆様が手を取り合い、学生たちとより深く、より良い形で繋がるための新たな架け橋を築き上げること。そして、地域社会の未来を担う輝かしい人材を、産学官が一体となって育んでいくこと。それこそが、今を生きる我々に課せられた共通の使命であると確信しています。」

採用を成功させるために ~参加企業からの感想~

交流会後にご参加いただいた人事・採用担当者様から寄せられた感想の一部をご紹介いたします。

採用難の中、一目で何の会社か伝わる重要性を再認識しました。今後は学生の動機付けに繋がるキーワードを精査し、SNS活用やインターン内容の具体化を図ります。学校とのコミュニティ作りを通じ、高・大・専門・中途の幅広い層へアプローチを強化したいと考えています。

就職支援担当者様の分析と学生の意見の一致に驚き、採用の在り方の見直しを痛感いたしました。選ばれるための「突き抜けた対応」やSNS活用を模索し、学生の心に残るインターン設計に注力します。他社との意見交換を継続し説明会コンテンツの改善も図りたいと思います。

営業職等の魅力を届ける手法に苦慮していますが、八文字学園が提唱する「企業メンター」に関心を持ち、自社での可能性を検討したいと考えています。オンライン採用の導入など柔軟な選考フローを構築しつつインターン内容の充実を並行し、学生が重視するポイントを今後の施策に活かしたいと思います。

業種を超えた「仕事の魅力」を伝えるため、教育現場のメンタルサポート体制など最新状況を把握できました。今後は集客方法の工夫やコンテンツ充実を図り学生の本音を引き出す密な対話の機会を増やしてまいります。学校・企業連携における支援体制の構築に高い期待を寄せています。

内定辞退防止や説明会改善のためにも、学生の判断基準や学校ごとの特性を理解し学生が求める情報を戦略的に発信することが急務だと感じました。他社様との意見交換を継続しつつ、他社様がどのような活動で学生を惹きつけているかの好事例紹介も希望しています。

大学・専門卒へのアプローチ強化と知名度底上げが目標です。専門学校の教育内容や学生の生の声に触れ、有意義な気づきを得ることができました。今後は茨城ロボッツと連携したイベント企画を通じ、学生や若年層のブースターに自社の魅力をより広く浸透させてまいります。

エントリー数向上に向けた動機付け手法を模索しています。学生が描く「キャリアアップ」の定義や注目する福利厚生の知見を得ました。これらのニーズを自社の制度設計や情報発信に反映させ、学生が自身の将来をイメージし、より魅力に感じる環境作りを積極的に進めていきます。

自身の将来に強い不安を抱える学生の現状を目の当たりにし、リアルな考え方や不安の正体を理解できたように思います。学生の安心感に繋がる採用広報の構築に活かします。また、若手社員が長く勤めるための対策や離職防止に向けた他社様との情報交換の機会も求めています。

今回の交流会を通し、「地元の企業の魅力に気づかない学生」と「自社の魅力を伝えきれていない地元企業」との距離を縮め、人材の流出を防ぐことが地域全体の活力を維持するためには不可欠であると考えます。

茨城ロボッツは今後もスポンサー企業の皆様の声を反映し、ターゲットとテーマをより明確化した交流会を継続的に展開することで、企業間のビジネス連携とクラブの成長を加速させてまいります。

クラブの成長とパートナーシップの深化に向け、交流会を通じて皆様とともに価値ある機会を創出できるよう引き続き尽力いたします。

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