【茨城ロボッツ×茨城県】保育士への第一歩!「みらいの保育士応援フェア2026」で見つけた、私らしく働くヒント。

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取材・文:茨城ロボッツ text by IBARAKI ROBOTS
写真:茨城ロボッツ photo by IBARAKI ROBOTS

「資格を活かしてもう一度、保育の現場で働きたい」「子どもたちに関わる仕事に挑戦してみたい」。そんな思いを抱く求職者の背中をそっと押す「みらいの保育士応援フェア2026(県央会場)」が、8月19日(水)に水戸市の常磐大学・常磐短期大学体育館を会場に開催されました。
このイベントは、保育士の資格を保有しつつも現在は離職している潜在保育士や、保育の道を志す学生などを対象にした就活イベントとして開かれ、会場には保育の仕事に関心を寄せる多くの方々が来場しました。

茨城ロボッツと茨城県子ども未来課は、昨シーズンに続いてタッグを組み、地域を支える保育人材の確保と保育の魅力発信に取り組んでいます。
今回は、イベントに参加した主催者や参加園からのメッセージを通して、保育の仕事の魅力や、自分らしく働く未来のヒントをお届けします。

目次

じっくり話すことで見えてくる、自分に合った働き方のかたち

会場には、県央地域を中心に、およそ50の認可保育所や認定こども園などがブースを出展しました。各ブースでは、若手からベテランまで現場で働く先生たちが来場者をあたたかく迎え、それぞれの園の特徴や保育への思い、働き方について熱心に言葉を交わす姿が見られました。

このフェアの魅力の一つに「参加者に応募を急がせない」というポイントがあります。個人情報や志望動機をその場で伝える必要がないため、気になる園のブースに気軽に足を運び、リラックスした雰囲気で相談することができます。

気になった園には、後日あらためて見学につなげられる仕組みも用意されているため、応募を迷っている方や「まずは園の説明を聞いてみたい」という方にとっても参加しやすく、自分に合った園と出会うための第一歩となりました。

保育現場の未来を変える、茨城県の取り組み

保育の仕事に関心はあっても、復職への不安や、自分に合った職場と出会えるかという迷いを抱える方は少なくありません。そうした声に寄り添いながら、茨城県では保育人材の確保と復職支援に取り組んでいます。
今回のフェアの主催者である茨城県子ども未来課と、現場に近い立場で就職支援を行う「いばらき保育人材バンク」の担当者に保育の現状や支援の仕組み、そして一歩を踏み出そうとする方々への想いを聞きました。

茨城県子ども未来課 塚田課長補佐

「保育の仕事に、一歩踏み出すきっかけを。」

~深刻な保育士不足の現状と「人材バンク」の役割~
全職種の全国平均有効求人倍率が1.11倍であるのに対し、本県の保育士の有効求人倍率は2.92倍となっており、全国平均の2.80倍をも上回る非常に高い水準にあります。県では「いばらき保育人材バンク」を通じて、令和4年度から令和7年度までに459人の保育の仕事に関わる方たちの就業を支援してきました。県内には推計で2万6,000人の潜在保育士がいるとされており、その皆さまの復職を後押ししていくことは、いま特に重要な課題の一つだと考えています。

~茨城ロボッツの力で復職の一歩を後押し~
ロボッツのファン層は、潜在保育士にあたる世代や、そのご家族と重なる部分が多くあります。親しみやすいスポーツの場を通して保育の魅力を発信することで、「もう一度、子どもたちと関わる仕事に挑戦してみようかな」と、一歩を踏み出すきっかけになればと期待しています。

~働く人目線で「自分に合った職場」に出会える茨城県へ~
県としては、ICT導入への補助など、保育現場の負担軽減に向けた取り組みも進めています。ただ、それと同じくらい大切なのが、自分に合った雰囲気や理念を持つ園と出会うことです。このフェアが、それぞれの方にとって自分らしいキャリアを描く第一歩になればうれしく思います。

一社いばらき保育サポートセンター(いばらき保育人材バンク事務局) 柳沢 営業部長

「一人ひとりの不安に寄り添う、真心こめた伴走支援。」

~広がりを見せるフェアの反響~
参加を希望する法人の増加に伴い、今回は会場を拡大して開催しました。学校や保育現場での周知も少しずつ広がり、学生や潜在保育士の皆さんの関心が着実に高まっていることを実感しています。また、「お試し保育体験実習」や公式LINEを活用した園見学予約など、事前に園とつながりやすい環境づくりも進めています。フェア当日だけで終わるのではなく、その後の見学や相談にも無理なくつながっていけるよう、一人ひとりに寄り添いながら支援しています。

~ 現場のICT化で「抱えていた不安」が安心に変わる~
ブランクのある方からは、保育現場の変化に対する不安の声が多く寄せられます。ただ、近年はICT化が進み、タブレットを使った記録や手書き業務の削減など、働きやすい環境づくりが少しずつ広がっています。実際に見学をした方からは「操作できるか不安だったが実際に見て安心できた」といった声も多く聞かれます。

~一人で悩まず、まずは私たちコーディネーターにご相談を~
ブランクへの不安や、育児との両立に迷いを感じている方は、まずは率直な思いを聞かせてください。私たちコーディネーターが、園見学への同行や条件面の調整など、一人ひとりの状況に寄り添いながら、復職に向けた一歩をサポートします。一人で悩み続ける必要はありません。安心して、新しい一歩を踏み出していただければと思います。

いばらき保育人材バンクポータルサイト 

代表者が語る、安心して働き続けられる環境づくり

主催者が語った「自分に合った職場との出会い」の大切さ。その思いを受けて、ここからは実際に保育の現場を支える4園の代表者に話を聞きました。働き方への柔軟な配慮や、長く安心して働ける環境づくり、一人ひとりの個性を活かす工夫など、園ごとに大切にしている考え方はさまざまです。それぞれの言葉から、自分らしく働ける職場のヒントが見えてきました。

たけのこ保育園 (筑西市)
尾見 副園長
時短でもキャリアを諦めない。一人ひとりのライフステージに寄り添う環境づくり

結婚や出産、子育てなど、人生のライフステージに合わせて働き方が変わるのは自然なことです。一度現場を離れた期間も、単なるブランクではなく、保育に厚みを加えるかけがえのない経験だと考えています。当園でも、お子さんの入園を機に復職し、子育てと両立しながらいきいきと活躍している先生がいます。
現在、園の中核を担うスタッフの約7割は、育児をしながら時短勤務で働いています。しかし当園では、勤務時間の長さだけで評価することはありません。限られた時間の中でどのように力を発揮しているか、また周囲とどのように信頼関係を築いているかを大切にし、時短勤務であっても積極的に役職を担ってもらっています。
さらに、0歳から小学校3年生までのお子さんを対象に、1人につき年間7日間の看護休暇を有給で取得できるなど、子育て中の先生をしっかり支える環境づくりにも力を入れています。たけのこ保育園での経験を通して、どこへ行っても通用する魅力ある社会人へと成長してほしい。そんな思いを大切にしながら、互いを信頼し合えるあたたかな職場で、新しい仲間との出会いを楽しみにしています。

たけのこ保育園

認定こども園 いずみ保育園 (筑西市)
内田 園長
「フレキシブルな休憩制度」で両立を応援する、個々の強みを活かせる温かい職場

離職率が低く、スタッフが長く安心して働き続けられることは、当園の大きな強みの一つです。実際に、自園や近隣の保育園にお子さんを預けながら働く先生も多く、子育て世代への理解と支え合いの風土がしっかりと根づいています。
中でも、現場の先生たちから特に好評なのが、フレキシブルな休憩時間制度です。休憩時間を一つの形に固定せず、お子さんの急な通院や予防接種などの予定に合わせて、「勤務の途中で1時間抜ける」「1時間早く退勤する」といった柔軟な調整ができるようにしています。
また、他業種から転職された方が持つパソコンスキルをホームページの更新やIT業務のサポートに活かしたり、ブランクを経て復職された方が自身の子育て経験を保育に生かしたりと、一人ひとりの強みを園全体の力へとつなげられる風土があります。
現在は、定着率の高さがあるからこそ、次の世代へバトンをつないでいく新しい力を求めています。経験豊かな先輩たちがやさしく支える環境が整っていますので、新卒の方はもちろん、復職に不安を感じている潜在保育士の方も、ぜひ気軽に園の見学にお越しください。

認定こども園 いずみ保育園

のぎく保育園(水戸市)
花山 園長
働き方の転換も思いのまま。人生100年時代、ずっと輝ける応援体制

「子育てに専念したい時期はパート勤務に」「子どもが大きくなったら週5日のフルタイムに」など、のぎく保育園ではライフスタイルの変化に応じた働き方の希望を一人ひとり丁寧に伺い、無理のない形で柔軟に調整しています。先生方が安心して長く働き続けられる環境を整えることは、園にとって大切な役割の一つです。
また、他業種からの転職や資格取得を目指す方の挑戦も、温かく後押ししています。市役所で働きながら保育補助として経験を重ね、資格を取得した先生や、60代で資格を取得し復職した先生など、多世代のスタッフがそれぞれの持ち味を生かしながら活躍しています。
人生経験豊かなベテランの先生方は相談役として信頼され、若い先生たちと支え合いながら働ける風土も、この園ならではの魅力です。子どもたちと関わりたいという思いがあれば、ブランクや経験の浅さにとらわれず自分らしい歩幅で新たな一歩を踏み出せる。そんな、あたたかな応援体制が、のぎく保育園には息づいています。

のぎく保育園

ほうとく保育園 (水戸市)
桜井 副園長
安心の先にあるもの。「働きやすさ」と「働きがい」が両立する理想の組織

「保育士が我慢を強いられることを当たり前にしたくない」という強い思いから、当園では時短正職員制度の導入をはじめ、時代の変化に合わせた職場環境の改善にいち早く取り組んできました。その先で私たちが目指しているのは、先生方が安心して働けるだけでなく、自分らしく力を発揮しながら、この園で働き続けたいと思える職場です。
当園では、「憧れられる人になる」という人財ビジョンを掲げています。40名を超えるスタッフが在籍する中で、畑仕事が得意な先生、IT作業が得意な先生など、一人ひとりの個性を認め合い、それぞれが主役として輝ける組織づくりを大切にしています。
過去の経験から復職に迷いを感じている潜在保育士の方や、異業種から新たに挑戦したいと考える方に対しても、私たちは「子どもが好き」というあたたかな気持ちを何より大切にしたいと考えています。過度な負担や不安を抱え込むことなく、自分のやりたい保育にのびのびと挑戦できる環境を整えながら、理念と感謝の文化を土台に、一人ひとりが自分らしく羽ばたける場所を用意してお待ちしています。

ほうとく保育園

現場で働く保育士に聞く、保育の仕事を楽しめる理由

園の魅力や制度は、実際に働く先生たちにとってどのように感じられているのでしょうか。ここからは、4園で日々子どもたちと向き合う保育士の皆さんの声を紹介します。今回のフェアで出会った求職者への印象をはじめ、仕事と家庭や育児を両立する中で支えになっている制度や職場の雰囲気、そしてこれから保育の仕事を目指す方へのメッセージまで。現場で働く一人ひとりの言葉から、保育の仕事のリアルな魅力が伝わってきます。

最初は不安そうだった求職者の方が、最後には笑顔で帰ってくださったのがとても印象に残っています。有休やリフレッシュ休暇、夏季休暇がしっかり取れることに加えて、困ったときにはフリーの先生方が助けてくれるので、とても心強いです。
私も1年目は不安なことばかりでしたが、周りの先生たちが寄り添ってくれたおかげで、今は毎日楽しく保育ができています。少しでも興味がある方は、安心して一歩を踏み出してみてください。一緒にがんばりましょう。(たけのこ保育園 酒巻 先生)

夏季休暇や誕生日休暇などを気兼ねなく取れる環境があり、とても働きやすいと感じています。休みを取るときも、保育補助の先生方がフォローしてくださるので安心です。
また、若手からベテランまで幅広い世代の先生がいるので、毎日いろいろなことを学びながら成長を実感できます。あたたかい雰囲気の中で働ける園なので、ぜひ一緒に保育を楽しみましょう。(たけのこ保育園 山口 先生)

育児休業をはじめ、介護休暇などの制度がしっかりと整っているため、ライフステージが変わっても安心して長く働き続けられる環境があります。
新しい環境に入る時に不安や心配があるのはごく普通のことです。でも、いざ現場に入れば子どもたちの弾ける笑顔がそんな不安を吹き飛ばしてくれますよ!
まずは一歩、保育の世界へ飛び込んでみてください。みなさんと一緒に働ける日を楽しみに待っています!
(認定こども園いずみ保育園 野村先生)

長期休暇で旅行に行ったり、大好きなライブのために有休を取ったりと、しっかりリフレッシュしながら働ける職場です。定時で退勤できることも多いので、仕事終わりの時間も有効に使えています。
最初はできないことがあって当たり前なので、あまり不安に思わなくて大丈夫です。「やってみたい」と思ったことは、ぜひ周りに相談してみてください。一緒に挑戦しながら、少しずつ成長していけると思います。(のぎく保育園 鈴木 先生)

面接の時に、希望する勤務時間や日数を丁寧に聞いてもらえるので、安心して働き始めることができました。子どもの学校行事や急な体調不良のときにも休みを取りやすく、とても助けられています。
私たちも最初はみんな同じように不安を感じていました。だからこそ、新しく入る方の気持ちに寄り添いながら、温かく見守っていきたいと思っています。ぜひ安心して、一緒に成長していきましょう。(のぎく保育園 池田 先生)

「時短正社員」という働き方を選べることは、自分に合ったペースで仕事を続けていくうえでとてもありがたく感じています。さらに、自分の得意なことを活かして働ける環境があるので、それぞれが自分らしく力を発揮しやすい職場だと思います。
先生同士の仲も良く、日々の保育の中でも自然と声をかけ合える、あたたかな雰囲気があります。安心して働ける環境の中で、自分らしく成長していける職場です。ぜひ一緒に働きましょう。(ほうとく保育園 坂野 先生)

正社員としての働き方にもいくつかの選択肢があり、自分に合った形を選べることは大きな魅力です。事務作業の時間もしっかり確保されているため、時間を有効に使うことができ、持ち帰りの仕事がないことにも働きやすさを感じています。
私自身も、最初はなかなか一歩を踏み出せず、皆さんと同じような気持ちを抱えていました。それでも思い切って挑戦してみたことで、「やってよかった」と思える今につながっています。少しでも気になっている方は、ぜひ安心して一歩を踏み出してみてください。
(ほうとく保育園 薗部 先生)

ホームゲーム会場で、保育の仕事をもっと身近に

今回のフェアに参加できなかった方や、園見学の前にもう少し気軽な形で話を聞いてみたいという方に、この秋は新たな出会いの機会をご用意しています。

茨城県子ども未来課との連携企画として、11月1日(日)アダストリアみとアリーナにて特設PRブースを出展。ホームゲームの熱狂とあわせて、保育の仕事をより身近に感じられる貴重な機会となります。

当日のPRブースでは、保育の仕事や「いばらき保育人材バンク」の取り組みなどを、楽しみながら知っていただける展示を行います。さらに、会場内に掲示されるLINEクイズに正解した方には、ここでしか手に入らない「選手のサイン入りキーホルダー」を抽選で100名様にプレゼント。復職を考えている潜在保育士の方、保育に関心のある学生の方、そしてご家族の皆さまも、試合観戦の合間にぜひお気軽にお立ち寄りください。

選手サイン入り限定デザインのロボスケアクリルキーホルダーを抽選で100名にプレゼント

今回ご紹介した4園や、現場で働く保育士さんの声からは、保育の現場にはライフスタイルに合わせた働き方や、一人ひとりの経験、個性を活かせる環境があることが伝わってきました。

「もう一度、子どもたちと関わる仕事がしたい」「保育の仕事に挑戦してみたい」。そんな想いに寄り添いながら、茨城ロボッツは茨城県とタッグを組み、保育の仕事をより身近に感じられる活動をこれからも続けていきます。

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