【第34節vs.千葉J GAME PREVIEW】相手にとって不足なし。最後まで粘り強く戦い、本拠地最終戦を勝利で飾ろう!

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文:小沼 克年、茨城ロボッツ text by Katsutoshi Onuma, IBARAKI ROBOTS
写真:B.LEAGUE、茨城ロボッツphoto by B.LEAGUE, IBARAKI ROBOTS

2024-25シーズンのホームラストゲームとなる第34節千葉ジェッツ戦。ゲームデープログラムでご紹介するプレビューを先行公開!

目次

GAME PREVIEW

ロボッツにとって10周年の節目を迎えた「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」。今シーズンはクリス・ホルム氏がヘッドコーチに就任して新たなスタートを切ったが、なかなか勝ち星を伸ばせない日々が続いた。それでも、チームは「1% Better」を合言葉に歩みを止めず、最後の1秒までファンと共に戦い抜く。今節は2024-25シーズンのホームラストゲーム。一戦必勝で強豪・千葉ジェッツに挑む。

千葉Jといえば、開幕当初の第2節でもホームで戦った相手だ。この2連戦ではGAME1を67-91というスコアで敗れたものの、続くGAME2では第2クォーターで逆転に成功すると、最後までリードを守り切り81-73で今シーズン初白星を獲得。新戦力として加入した#0 ロバート・フランクスと#3 長谷川暢がさっそく期待に応え、大黒柱の#21 エリック・ジェイコブセンも2試合連続でダブルダブルをマークする活躍を見せた。

3度目の対戦となった第23節のアウェーゲームでは、序盤で34-17と先手を取られたことが大きく響いてしまい敗戦。しかし、第2クォーター以降は#1 渡邊雄太、#2 富樫勇樹といったタレントを擁する千葉Jと互角以上の戦いを繰り広げ、68-75まで追い上げたことは収穫だった。

千葉Jとの3試合を振り返ると、リバウンド本数では全ての試合でロボッツが上回った。そのため、今節も#21 ジェイコブセンと#0 フランクスを中心にゴール下の争いで主導権を握りたい。千葉Jの絶対的エースである#2 富樫はケガの影響で欠場が見込まれるが、世代No.1の呼び声高い18歳の#5 瀬川琉久には要注意。ロボッツ期待のルーキー・#10 陳岡流羽には、#5 瀬川に負けじとフィジカルを生かしたディフェンスで存在感を示してほしい。

「ROBOTS SPEED」を掲げるロボッツと同様に、千葉Jのスローガンにも「JETS SPEED」という言葉がある。スピーディーな展開を重視する相手よりもコートを駆け抜け、最後まで、チーム一丸で粘り強く戦い抜いた先に歓喜の瞬間が待っている。泣いても笑っても今シーズン最後のホームゲーム。我々も最大限の声援で選手たちを後押ししよう。

※データは第31節終了時点

両チームの注目選手

茨城ロボッツ:#0 ロバート・フランクス

ここまでチームトップの平均15.7得点と多彩なスキルと強靭なフィジカルで実力を発揮し続けるスコアラー。正確無比な3Pシュートは一度乗ってしまうと止めるのは難しい。また、クラッチタイムでも、無慈悲なまでにリングを射抜く勝負強さも光る。スコアラーとしての得点力に目が奪われがちだが、チームをまとめるリーダーシップも兼ね備えており、常にプレー・姿勢で牽引し、幾度と無くチームの危機を救ってくれた。ホーム最終戦の大一番、再びロボの圧倒的なパフォーマンスで勝利を掴み取りたい。

千葉ジェッツ:#5 瀬川琉久

世代屈指の実力を誇る大型ルーキー。東山高校のエースとして、ウインターカップでは突出したスキルで会場を沸かせた。今年1月に特別指定選手(プロ契約)として千葉ジェッツに加入。巧みなハンドリングスキルから繰り出されるペイントアタックは一級品。フィニッシュの安定性も持ち合わせており、早くも4試合で二桁得点を叩き出す。プルアップジャンパーも得意としており、オフェンスではルーキーとは思えないほど存在感を見せている。千葉Jが誇るスーパールーキーに対し、徹底的なディフェンスで勢いを与えず、主導権を握っていきたい。

※データは第31節終了時点

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この記事を書いた人

茨城生まれ茨城育ちのバスケライター。競技歴は小3から10年間。戦績は特に残せず。Bリーグが開幕した2016年よりバスケットの取材活動をスタートさせ、2020年からはフリーランスに転身。2024年に日本のバスケとBリーグを楽しむための必読書『バスケ語辞典』(共著)を上梓。

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