【第8節 vs北海道 GAME PREVIEW】新生レバンガとの初対決!最強シューター富永を封じ、ホーム4連戦を勝利で締めよう!

  • URLをコピーしました!

文:小沼 克年、茨城ロボッツ|text by Katsutoshi Onuma, IBARAKI ROBOTS
写真:B.LEAGUE、茨城ロボッツ|photo by B.LEAGUE, IBARAKI ROBOTS

鹿行開催4連戦の最終戦となる第8節 レバンガ北海道戦。ゲームデープログラムでご紹介するゲームプレビューを先行公開!(2025/10/23現在)

目次

GAME PREVIEW

今節のロボッツは、鹿行開催4連戦のラストとなる一戦。りそなグループ B.LEAGUE 2025-26シーズンの第8節は、同地区のレバンガ北海道を迎えての水曜ナイトゲームだ。昨シーズンは2勝2敗で星を分け合ったが、リーグ戦の通算対戦成績では5勝11敗。負け越している相手から勝利を奪うには、ファン・ブースターの後押しが必要不可欠だ。

今シーズンの北海道は大きく生まれ変わった。新指揮官にはクラブの初代ヘッドコーチを務めたトーステン・ロイブルが就任。期待の新戦力には“ビッグサプライズ”ともいえる2名が加わった。それが、#30 富永啓生と#22 ジャリル・オカフォーだ。富永は日本が誇る最強3Pシューター。相手の密着マークをものともせず、3Pラインから離れた位置からでも高確率でシュートを射抜いてくる。オカフォーは2015年のNBAドラフトで1巡目3位指名を受けた経歴の持ち主で、211cmの体格を活かしたポストプレーでゴール下を支配する。今シーズンの軸を担う両選手を封じることが勝利への大前提となるだろう。

攻撃力のあるチームへ変貌を遂げた北海道の得点を軽減させるためには、セカンドチャンスを与えないことが重要。インサイド陣の働きが勝敗を左右するなか、注目は#8 タイラー・クックだ。新加入のクックは、206cmの高さと跳躍力を生かしてロボッツの新たなスコアラーとして活躍。今節はその能力をディフェンスやリバウンドでも存分に発揮できるかが問われる。また、北海道は第2節の試合で32点差をひっくり返して大逆転勝利を収めている。たとえ大量リードを奪ったとしても、ラスト1秒まで決して気を抜いてはならない。

ロボッツとしてはバイウィーク前の最後のホームゲームでもあるため、何としても勝利を収めたい。新生・レバンガを倒し、次節からのアウェーゲームへ勢いをつけよう。

両チームの注目選手

茨城ロボッツ #8 タイラー・クック

今季より加入したリーグ屈指のフィニッシャー。NBAでの経験も光るビッグマンは毎試合のようにダンクやスコアリングで会場を沸かせている。派手なプレーが注目されるが、フィニッシュに行くための多彩なステップ、ハンドリングや目線でのフェイクなど小技も光り、1on1で止めることは困難だろう。今季ここまでフィールドゴール成功率60.0%と高水準を保ち、ここぞという場面では多くボールを任される。チームの躍進のために、彼の活躍は必要不可欠。共に戦うスキルフルビッグマンに声援を送っていただきたい。

レバンガ北海道 #30 富永 啓生

日本に帰ってきた脅威のシューター。確率、成功数、シュートレンジ。どれをとっても一級品。一度調子が上がると止めるのは困難で、チームトップの平均17.7得点が示すように3Pシュート、フローターなど得点面で大きな貢献をチームに還元する。多少チェックされても気にせず、自身のリズムであれば迷わずシュートを狙ってくる。厳しいマークでボールを持たせず、主導権を握っていきたいところだ。NBA Gリーグで武者修行を積み、満を持して日本に帰ってきた若きシューターを相手に、今季初の北海道戦での勝利を掴み取ろう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

茨城生まれ茨城育ちのバスケライター。競技歴は小3から10年間。戦績は特に残せず。Bリーグが開幕した2016年よりバスケットの取材活動をスタートさせ、2020年からはフリーランスに転身。2024年に日本のバスケとBリーグを楽しむための必読書『バスケ語辞典』(共著)を上梓。

目次