【第7節 vs富山 GAME PREVIEW】ホーム連勝が浮上への道。守備で主導権握り、赤き集団から白星奪取へ!

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文:小沼 克年、茨城ロボッツ|text by Katsutoshi Onuma, IBARAKI ROBOTS
写真:B.LEAGUE、茨城ロボッツ|photo by B.LEAGUE, IBARAKI ROBOTS

鹿行開催での週末ゲームとなる第7節 富山グラウジーズ戦。ゲームデープログラムでご紹介するゲームプレビューを先行公開!(2025/10/23現在)

目次

GAME PREVIEW

りそなグループ B.LEAGUE 2025-26シーズンの第7節は、西地区に所属する富山グラウジーズとのホーム2連戦だ。開幕から早一ヶ月。10月は黒星先行となってしまったロボッツだが、11月は決意を新たにバイウィークまでの8試合を戦いたい。

今節対戦する富山は、2023-24シーズンに無念のB2降格を経験。しかし、昨シーズンは熾烈なプレーオフを勝ち抜いて1年でB1復帰を果たした。素早い展開からハイスコアを狙う攻撃的なチームで、今シーズンは2024-25シーズンのB1得点王に輝いた#12 ブロック・モータムが加入。同じく新加入の#8 トレイ・ケルは第2節の試合で36得点を挙げる大活躍を見せ、開幕からスコアリーダーとして躍動。日本人選手では18年間にわたり富山一筋でプレーする#9 水戸健史を筆頭に、#11 宇都直輝、#2 藤永佳昭といった経験豊富なベテランが精神的支柱としてチームを牽引する。

高いオフェンス力を持つ富山に対し、ロボッツは徹底したチームディフェンスで対抗しなければならない。マンツーマンだけでなく、ゾーンディフェンスも織り交ぜながら相手を揺さぶりたい。オフェンスに関しても大量得点を狙えるチャンスは十分にある。富山の失点数は毎シーズンのように平均80点を超えており、今季は第4節終了時点でB1ワーストとなる平均89.4失点。アップテンポな展開から#0 ロバート・フランクス、#13 中村功平を中心に内外からスコアを重ねたい。また、エースキラーの#29 鶴巻啓太にも注目。持ち味であるタイトな守備はもちろん、攻撃でもドライブ、アシスト、3Pシュートとマルチな活躍でロボッツを勝利へ導いてほしい。

舞台は前節に続き、かみす防災アリーナ。会場を青く染め、ホーム一丸で連勝を掴み取ろう。赤き集団・富山を迎えての11月最初の2連戦が、チーム浮上への足がかりとなる。

両チームの注目選手

茨城ロボッツ #29 鶴巻 啓太

「From TORIDE CITY」我らが誇るエースストッパーに付かれてのスコアリングは容易ではない。俊敏なフットワークで徐々に体力を削るだけでなく、高い身体能力を活かし、制空権も得る。相手の主力を一人で守り切る能力がロボッツのディフェンスには大きな役割を持つ。オフェンスでは縦横無尽にコートを駆ける「鶴巻の身のこなし」がオフェンスにスパイスを加える。攻守ともに、ロボッツのスタイルを体現し続ける地元出身のフランチャイズプレーヤー。2021-22シーズン以来の鹿行開催での勝利に、彼の活躍は不可欠だ。

富山グラウジーズ #11 宇都 直輝

コートを切り裂く大型スラッシャー。長年富山で戦い続けるベテランPGと相まみえる。昨季は数々の熱戦を繰り広げ、見事「B1昇格」、「B2優勝」を成し遂げた。今季もここまで高いシュート確率で平均11.7得点を上げ、3勝に貢献。オフェンシブな富山のチームスタイルを牽引する鋭いドライブはB1でも屈指。アシスト能力も高く、インサイドのビッグマンへの合わせ、キックアウトからアウトサイドシュートに繋げられれば一気に富山のペースになるだろう。ディフェンスからどれだけ主導権を奪えるかが鍵となってくる。

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この記事を書いた人

茨城生まれ茨城育ちのバスケライター。競技歴は小3から10年間。戦績は特に残せず。Bリーグが開幕した2016年よりバスケットの取材活動をスタートさせ、2020年からはフリーランスに転身。2024年に日本のバスケとBリーグを楽しむための必読書『バスケ語辞典』(共著)を上梓。

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