写真:茨城ロボッツ、B.LEAGUE
2025年初のホームゲームとなる第17節佐賀バルーナーズ戦。ゲームデープログラムでご紹介するプレビューを先行公開!
GAME PREVIEW
新年を迎え、今年初のホームゲーム。2025年ホーム初勝利を掴み取るべく、佐賀バルーナーズとアダストリアみとアリーナでB2プレーオフぶりの対戦を迎える今節。開幕から好スタートを切った佐賀はその後、怪我人が続出し、一時7連敗を記録するも、第14節の仙台戦で立て直し、連勝を飾る。B2時代にしのぎを削った両チームの激戦必至の試合となるだろう。
外国籍選手、帰化選手の離脱が相次ぎ、苦しい状況が続く佐賀。そんな中、絶対的な司令塔であり在籍5シーズン目を迎える#2 レイナルド・ガルシアは開幕からここまで全試合出場。B2時代にスティール王を獲得した経験もあり、今シーズンは平均2.0スティールとリーグ3位の数字を残す。スティールから一気に自陣へ駆け抜ける速攻や巧みなハンドリングからのペイントアタックなど、オフェンス面で佐賀を支える大黒柱的な存在だ。連敗を止めた仙台戦GAME1でも、24得点・11リバウンド・7スティールと圧巻の活躍。サイズがあるわけではないものの、強靭なフィジカルでマッチアップするガード陣にポストプレーを仕掛けることもでき、内外バランス良く得点することができる。さらにそこからアウトサイドシュートの援護射撃を放つのが、#14 金丸晃輔、#25 角田太輝の2人のスコアラーだ。Bリーグベストファイブを計5回、MVPも受賞した#14 金丸は健在で、ベテランながら平均二桁得点を残す活躍。得意の3Pシュートも徐々に確率を上げてきており、マークを離せない存在だ。若きスコアラー#25 角田も昨シーズンキャリアハイ30得点を記録するなど、爆発力はチーム随一。ベテランと安定感と若手の爆発力を兼ね揃えるだけに、ディフェンスでの強度高くプレッシャーをかけることは必要不可欠となるだろう。
ロボッツとしては、地元・九州のチームとの対戦となる#7 浅井修伍に注目していきたい。昨シーズンからプレータイムも増えつつあり、出場した時間ではディフェンスでのハッスル、コーナーから美しい放物線を描き、リングを射抜く3Pシュートでチームに貢献し続ける。今シーズンのオフに着手した肉体改造の効果も出てきており、今シーズンは攻守ともに躍動することが期待される。また、佐賀の注目選手でもある#14 金丸は地元・福岡県、また高校の先輩に当たる。偉大な先輩を前に#7 浅井らしい、しなやかなプレーを見せていきたい。また、ロボッツの守備職人として徐々にギアを上げつつある#29 鶴巻啓太、アグレッシブなプレーで成長を見せる#2 モサクダミロラなどウイング陣の活躍にも注目していただきたい。
2025年を占う今節。佐賀には昨シーズンアウェーで惜しくも連敗し、悔しい思いを味わっただけに、このホームではリベンジを達成したい。ホーム一丸となり、2025年ホーム初勝利を掴んでいこう。
※データは第14節終了時点
両チームの注目選手
茨城ロボッツ:#7 浅井修伍
今シーズンはプレータイムも増え、徐々に成長を見せてきている期待の若手シューター。ディフェンス、リバウンド、3Pシュートで自力を出せることが多くなった今シーズン。10月の広島戦ではキャリア初の2本の3Pシュートを決めきり、徐々に頭角を現す。オフには肉体改造にも勤しみ、ディフェンスの粘り強さも増してきた。ロボッツ3シーズン目となり、若手の注目プレーヤーとしてより一層期待が集まる。今節注目選手としてPICKUPされる金丸晃輔選手とは同郷であり、高校の大先輩にも当たる。偉大なる先輩を前に自慢のアウトサイドシュートを決め、チームに貢献し、会場を沸かせていきたいところだ。
佐賀バルーナーズ:#14 金丸晃輔
Bリーグ屈指のベテランシューターが来水。移籍初年度ながら平均12.1得点、1試合約5本の3Pシュートを打ちながらも37.9%と高確率でリングを射抜き、スコアラーとしての実力を遺憾なく発揮する今シーズン。金丸最大の持ち味といえば、何と言っても精密機器のような高い精度を誇るシュート力。オープンシュートを決めきるだけでなく、プルアップジャンパーやタフショットも決めきる力を持つ。多少難しい体勢でも、ファウルを受けながらも決めきる姿はまさに天性のシューター。レギュラーシーズンベストファイブを5度、レギュラーシーズン最優秀選手賞も獲得した歴代屈指のシューターを勢いづかせず、勝利を掴み取っていきたい。
※データは第9節終了時点