【第22節vs.越谷 GAME PREVIEW】年に一度の日立開催は越谷とのB1初対決! 勝利の喜びでアリーナを“満開”にさせよう!

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文:小沼 克年、茨城ロボッツ
写真:B.LEAGUE、茨城ロボッツ

年に一度の日立開催となる第22節越谷アルファーズ戦。ゲームデープログラムでご紹介するプレビューを先行公開!

目次

GAME PREVIEW

約1ヶ月ぶりとなるロボッツのホームゲームは、年に一度の日立開催。B1第22節は日立市池の川さくらアリーナを舞台に越谷アルファーズと相まみえる。越谷とは、ともにB2に所属していた2020-21シーズン以来の対戦。同じ東地区かつ関東勢同士によるB1初対決は、白熱した好ゲームが予想される。

越谷は今シーズン初めてB1昇格を果たしたものの、チームを率いるのはかつて宇都宮ブレックスをリーグ制覇へ導いた名将・安齋竜三ヘッドコーチ。2024-25シーズンは『Aggressive(アグレッシブ)』をスローガンに掲げ、チャレンジャーらしく積極果敢な姿勢を貫いて初のB1でのシーズンを送る。順位でもロボッツより上の位置にいるため、決して侮れない相手だ。

現在は怪我人を抱えている状況とはいえ、強靭なフィジカルとシュート力を武器に得点を量産する#5 LJ・ピーク、日本代表にも名を連ねるビッグマンの#75 井上宗一郎、現役大学生ながら先発を担う#13 市場脩斗など警戒すべきプレーヤーは多数。その中でも攻守両面で不可欠な存在はポイントガードの#7 松山駿だ。#7 松山は激しいプレッシャーディフェンスでミスを誘い、攻撃ではゲームメイクや勝負強い得点でもチームを引っ張る。ロボッツは#7 松山を自由にさせず、相手の歯車を狂わすことが勝利のポイントになるだろう。

2025年に入って以降、未だ1勝と苦しむロボッツ。第19節の仙台89ERS戦では合計93得点をマークして白星を獲得したため、勝利へは得点力アップが大きな鍵を握る。ロボッツが得意とするアップテンポなバスケを披露する中で、一層の期待がかかるのは今季から加入した#17 駒沢颯だ。今節対戦する越谷は、#17 駒沢が2022-23シーズンに所属していた古巣。彼の真骨頂でもある変幻自在のドリブル、パス、そしてシュートでチームにアクセントを加え、ロボッツに5試合ぶりの勝利をもたらしてくれるはずだ。

2月は延長戦までもつれたホームでの宇都宮ブレックス戦、5点差で敗れた敵地での島根スサノオマジック戦など、あと一歩のところまで迫った試合もあった。最後のワンプレーまで選手たちの背中を押し、池の川さくらアリーナを勝利の喜びで“満開”にさせよう。

※データは第21節終了時点

両チームの注目選手

茨城ロボッツ:#17 駒沢颯

B2時代の古巣とB1の地で再会。B1初挑戦シーズンを戦う若き大型PGは今シーズン、オフェンス面で大きくチームに貢献する。緩急や巧みなハンドリングから繰り出されるペネトレイト、さらに独創性溢れるアシストを次々と披露。スピードはないものの、ドリブルで揺さぶりながらディフェンスを崩し、翻弄する姿は魔術師のよう。決して真似できない#17 駒沢ならではのプレーを持ち合わせ、年に一度となる日立開催で会場を沸かしていく。

越谷アルファーズ:#4 ジェフ・ギブス

今シーズン限りでの引退を表明している日本バスケ界のレジェンド。188cmとインサイドプレーヤーとしては小柄ながら、長いウイングスパンや身体能力を駆使し、平均二桁得点を記録するタフさを持ち合わせる。今季引退するとは思えないプレーを見せ続け、越谷のインサイドを支える大きな壁となる活躍が期待される。2010年より日本でプレーをし続け、Bリーグだけでなく、日本のバスケ界に大きく貢献してきたレジェンド。ホームでの最後の対決となるであろう今節。成長を続ける日本のバスケを見せるべく、ファンも一体となって熱い試合にしていきたいところだ。

※データは第21節終了時点

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この記事を書いた人

茨城生まれ茨城育ちのバスケライター。競技歴は小3から10年間。戦績は特に残せず。Bリーグが開幕した2016年よりバスケットの取材活動をスタートさせ、2020年からはフリーランスに転身。2024年に日本のバスケとBリーグを楽しむための必読書『バスケ語辞典』(共著)を上梓。

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