【第24節vs.広島 GAME PREVIEW】昨シーズン王者・広島とのリベンジマッチ。接戦を勝ち切る鍵はディフェンスとリバウンド!!

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文:小沼 克年、茨城ロボッツ
写真:B.LEAGUE、茨城ロボッツ

昨シーズン王者でもあり、先日まで開催されていた東アジアスーパーリーグ(EASL)を制した広島とのリベンジマッチ。ゲームデープログラムでご紹介するプレビューを先行公開!

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GAME PREVIEW

2024-25シーズンの戦いも残り20試合となり、レギュラーシーズンは終盤戦へ突入。第24節の平日ナイトゲームは昨シーズンの年間王者・広島ドラゴンフライズを迎え撃つ。広島とは今シーズン2度目の対戦で、第4節の対戦では75-84で惜しくも敗れている。

今シーズンの広島はロボッツと同様に新指揮官が就任。クラブの礎を築き、2023-24シーズン限りで選手生活を終えた朝山正悟ヘッドコーチ体制を敷いて新たなスタートを切った。今季はリーグ制覇の原動力となった強固なディフェンスを継続しつつも、オフェンス面ではじっくり攻めるハーフコートオフェンスとスピーディーな展開を織り交ぜるスタイルへアップデートさせた。

主軸を担う#12 中村拓人と#34 三谷桂司朗の若手コンビは、日本代表経験もある実力者。そこに安定したディフェンスと3Pシュートが持ち味の#30 山崎稜、昨シーズンの「ベスト6thマン賞」を獲得した#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニアなどがチームを支え、エースには内外問わずプレーができる#13 ドウェイン・エバンスが構える。1月にはエースガードの#0 寺嶋良が大怪我から復帰を果たし、前回からより強力な布陣でロボッツに襲いかかる。

僅差で敗れる試合が続くロボッツは、最終クォーターでの勝負強さが問われる。前回の広島戦でも第4クォーターで10-30と差をつけられたため、まずはディフェンスとリバウンドを徹底して相手の波状攻撃を防ぐことが重要。攻撃の起点となるガード陣に対しては、ともに古巣戦となる#25 平尾充庸、#14 久岡幸太郎がエナジー溢れる守備で仕事をさせず主導権を握りたい。オフェンス面では#0 ロバート・フランクスが広島#13 エバンスとのエース対決を制し、チーム全体で80得点以上をマークできれば、より勝利へ近づくはずだ。

ロボッツとしてはホームでリベンジを果たし、ラストスパートへの足掛かりとしたい一戦。前回対戦時にはまだ加入していなかった#20 ジェハイヴ・フロイド、#10 陳岡流羽の2名も新たに加わり、ロボッツの進化した姿を見せて勝利を掴め!

※データは第22節終了時点

両チームの注目選手

茨城ロボッツ:#14 久岡幸太郎

自身初のB1の舞台に立ったチームとの古巣対決となる今節。所属2シーズン目に入り、シーズン当初にスタートを務めていた#3 長谷川が怪我の影響で離脱。その後、エナジー溢れるディフェンスでチャンスを掴み、今季は徐々にプレータイムを伸ばしている。一瞬の隙も許さないタイトなディフェンスや、スティールから一気に自陣に持ち込むランニングプレーなど常にチームに勢いを与えるプレーで牽引する。キャリア6シーズン目にして初めて所属したB1のチームである古巣を相手に、少しでも成長した姿で恩返しをしていきたい。

広島ドラゴンフライズ:#0 寺嶋良

約10ヶ月ぶりにコートに復帰し、コートを縦横無尽に駆け抜ける「Flash」。昨シーズン途中に半月板損傷の大怪我を負うも、今年1月にコートに復帰。ディフェンディングチャンピオンである広島をスピーディーなプレーで牽引し、復帰後にチームは6勝3敗と波に乗る。スピーディーなドライブも一級品だが、安定感のあるゲームコントロールも光り、少ないターンオーバーで試合を展開する正統派PG。広島の心臓とも言える彼に仕事をさせず、主導権を握っていきたい。

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この記事を書いた人

茨城生まれ茨城育ちのバスケライター。競技歴は小3から10年間。戦績は特に残せず。Bリーグが開幕した2016年よりバスケットの取材活動をスタートさせ、2020年からはフリーランスに転身。2024年に日本のバスケとBリーグを楽しむための必読書『バスケ語辞典』(共著)を上梓。

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