【第26節vs.A東京 GAME PREVIEW】かつての同志・福澤晃平が来水!“最強の盾”を上回るオフェンス力で真っ向勝負!!

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文:小沼 克年、茨城ロボッツ
写真:B.LEAGUE、茨城ロボッツ

リーグ屈指の強豪・アルバルク東京を迎え撃つ第26節。ゲームデープログラムでご紹介するプレビューを先行公開!

目次

GAME PREVIEW

宇都宮ブレックスとのアウェーゲームを終え、今節のロボッツは中2日でアルバルク東京をホームに迎える。リーグ屈指の強豪との連戦となるが、青く染まったアダストリアみとアリーナを味方につけ、チーム一丸で白星を掴みにいく。

A東京は2017-18、2018-19シーズンにBリーグ連覇を達成。毎シーズン豊富なタレントと強固なディフェンスを武器に上位争いを繰り広げており、今シーズンもその強さは健在だ。

選手の顔ぶれは日本代表ポイントガードの#3 テーブス海を筆頭に、抜群の身体能力で攻守に躍動する#75 小酒部泰暉、ブラジル代表として2024年のパリオリンピックにも出場した#23 レオナルド・メインデルなど盤石の布陣が並ぶ。インサイドではフィジカルと機動力を兼ね備える#11 セバスチャン・サイズと帰化選手の#22 ライアン・ロシターが牽引。今シーズンは連覇の味を知る大ベテラン・#13 菊地祥平がチームに復帰したほか、千葉ジェッツから世代最強プレーヤーの呼び声高い#2 大倉颯太も加わり、3度目のリーグ制覇へ準備万端だ。

そして忘れてはならないのは、2018-19シーズンから5シーズンに渡ってロボッツでプレーした#25 福澤晃平。かつて共にB1昇格を達成した“フッキー”へは、温かいブーイングで迎え入れたい。

ロボッツはBリーグ開幕以降、A東京に対してレギュラーシーズン12戦未勝利。だが、昨シーズンのホームゲームでは96-99と最後まで粘りをみせ、今季開幕前の9月に行われた天皇杯2次ラウンドでも74-78の激闘を繰り広げた。

A東京の守備力はリーグトップクラス。#21 エリック・ジェイコブセンを中心にリバウンドで互角に渡り合うこともポイントに挙げられるが、相手の鉄壁を破るには攻撃回数を増やして厚みのあるオフェンスを展開することがより大事になる。ガード陣はアウトサイドシュートに偏らず、思い切ったドライブを仕掛けて守備の陣形を崩す働きも重要だ。

「やられたらやり返す」、「攻撃は最大の防御」という言葉を体現するように運動量で相手を上回り、決して受け身にならず、積極性を貫いて得意のアップテンポなバスケットを披露したい。

両チームの注目選手

茨城ロボッツ:#21 エリック・ジェイコブセン

我らが誇るインサイドの圧倒的大黒柱。今季開幕から約1ヶ月後に負傷し、戦線離脱となるも、必死のリハビリでコートに復帰。復帰初戦となった1月25日の秋田戦では、早速得点・リバウンドのダブルダブルの活躍を見せた。オフェンスではランニングプレーやピックアンドロール、ディフェンスではリムプロテクト、リバウンドで気を吐き、「For Team」を体現。A東京の層の厚いインサイド陣を相手に勝利を収めるためには#21 ジェイコブセンの体を張ったプレーが必要不可欠になってくる。

アルバルク東京:#25 福澤晃平

A東京の仕事人でもあり、茨城を沸かせたタフショットマスターが来水。かつて共にB1昇格を達成し、5シーズンに渡って共闘したフッキーと「VICTORY FACTORY」で相見える。愚直なまでに高い向上心を見せるシューターは強豪A東京でも自身の役割を遂行。味方からのアシストを着実の得点に変え、チームカラーでもあるインテンシティ高いディフェンスで勝利に貢献する。ただ、茨城時代のような一度乗ったら止まらない爆発力も兼ね揃えるだけに、コート上では一瞬の隙も許さず、強度高く守りきっていきたい。

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この記事を書いた人

茨城生まれ茨城育ちのバスケライター。競技歴は小3から10年間。戦績は特に残せず。Bリーグが開幕した2016年よりバスケットの取材活動をスタートさせ、2020年からはフリーランスに転身。2024年に日本のバスケとBリーグを楽しむための必読書『バスケ語辞典』(共著)を上梓。

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